一般記事

トランプツイートが示唆する機密解除の威力

投稿日:

先週ドナルド・トランプ大統領は、カーター・ページ氏に対するFISA申請およびロシア疑惑調査の重要人物のメール内容を完全に公開するよう命令したが、その数日後ツイッターで機密解除命令を一時保留にすると発表した。トランプ氏は後退したのか?いやトランプ氏が甘い「ディール」をするとは思えない。

まず単純にツイート内容を翻訳すると以下のようになる。

様々な黒塗りなしの文書を機密解除することについて司法省と面談した。彼らは公開に同意したが、ロシア捜査に対してマイナスの影響をもたらす恐れがあると述べた。それに重要な同盟国が公開しないようにと連絡してきた。そのため監察官にこれらの文書を迅速に検証させるということになった。監察官が早急にこれに対処するだろうと考えている(またできれば彼が調査している他のことも)。最終的に必要と分かれば私はいつでも機密解除できる。スピードが私にとって、また全ての人にとってとても大切だ!

1つ目に重要なことは同盟国の存在だ。これについてトランプ氏はショーン・ハニティ氏とのインタビュー2つの同盟国から電話があったと明らかにしている。

これまでの報道を総合するとその同盟国とはイギリスとオーストラリアである可能性が高い。例えばガーディアンはイギリスの諜報機関GCHQのトップが2016年の夏、当時のCIA長官であったジョン・ブレナン氏に会い、重要な情報を提供していたことを伝えている。

FBIへの虚偽供述のために禁錮2週間、罰金9500ドルの判決を受けた元トランプ陣営スタッフのパパドポロス氏は、FBIとCIAの内部情報提供者、つまりスパイであるケンブリッジ名誉教授のステファン・ハルパー氏とロンドンで会った。その後パパドポロス氏はオーストラリアの外交官であるアレクサンダー・ダウナー氏と会い、ロシアがヒラリー・クリントン氏のスキャンダルを握っているという話を伝えた。

その情報はファイブ・アイズ(オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリス、米国)の公式情報ルートではなく、非公式のルートで流された。

疑問が残るのは、FISA申請というアメリカの国家機密事項に自国の情報が使われているということを、なぜその同盟国は知っていたのかということだ。

そして最も重要な点は、「最終的に必要と分ければ私はいつでも機密解除できる」という言葉だ。上述したインタビューでもトランプ氏は、同盟国には配慮するが「すべては明らかになる」と語っている。

「ディールの名人」がそう易々と譲歩するとは思えない。機密解除権限というカードを使い、司法省に圧力をかけているのかもしれない。

最後に強調しているのが「スピード」だが、もちろん中間選挙を見越してのことだろう。この機密解除が大きな影響力を持っているのは間違いないといえる。

-一般記事
-,

関連記事

米下院情報委員会メモ公開の公算大、民主党は反撃準備へ

米下院情報委員会は1月18日、トランプ大統領のロシア疑惑捜査に関連して、司法省と捜査機関によるFISA(外国情報監視法)の乱用があったことを示すメモを下院内で公開したが、近く一般への公開が決定される公 …

FBI弁護士によるFISA文書偽造をホロウィッツが発見と報道、ワシントン・ポストはストラックとのつながりを密かに削除

<引用元:FOXニュース 2019.11.21-22> 複数の報道によると、司法省のマイケル・ホロウィッツ監察官は、トランプ陣営元アドバイザーに対するFBIの秘密監視に関連する重要な捜査文書を――文書 …

ダーショウィッツ=トランプ排除のための修正25条適用協議は「憲法違反のクーデター」となる恐れ

<引用元:ザ・ヒル 2019.2.21> 弁護士のアラン・ダーショウィッツは20日、情報機関高官がトランプ大統領を失脚させるために憲法修正25条の行使について協議したことが確認されれば、「憲法違反のク …

反トランプ文書に関する議会捜査にFBI、司法省から激しい抵抗

<引用元:FOXニュース 2017.10.11> FOXニュースが議会記録を検証した結果、FBIと司法省は3月以来、疑惑のトランプ文書に関する情報を追求する下院情報委員会の要求をことごとく却下するか無 …

反トランプFBI捜査官のメールデータ消失、大統領選翌日に「秘密結社」メールも

FBIと司法省のFISA悪用に関する報告書が米下院内で公開された件に続いて、FBIの信用をさらに失墜させるような事実が露呈している。FBI捜査官ピーター・ストラック氏と不倫相手の同職員リサ・ページ氏の …

アーカイブ

@JpWelovetrump