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ニューネス、10名のオバマ政権高官を下院司法委員会と監視委員会との共同チームに送致

投稿日:2018年7月7日

<引用元:ブライトバート・ニュース 2018.7.2

下院情報委員会のデビン・ニューネス委員長(共和党、カリフォルニア州)は7月2日、10名の現職、前職の政府高官を、下院司法委員会と下院監視・政府改革委員会との共同プロジェクトチームに対して送致した。同委員会はトランプ・ロシア捜査に関連する司法省とFBIの不正を調査している。

ニューネス氏は書簡の中で両委員会の委員長に向けて、捜査に関連する情報をやり取りした可能性のある10名の現職と前職の米国政府高官の名前を挙げた。

リストにはロンドンの米国大使館に勤めていた高官も多数含まれている。当時の在英オーストラリア高等弁務官のアレクサンダー・ダウナー氏と、当時のトランプ選挙陣営顧問のジョージ・パパドポロス氏は、2016年5月にロンドンで面談していたことが報道されている。

上述の高官に対する聴取が行われれば、FBIが2016年7月31日にトランプ陣営に対する捜査を開始したというのが虚偽かどうかが判明する可能性がある。2016年7月22日には民主党全国委員会の盗まれたメールが公開されたが、FBIはその後ダウナー氏からの情報を受けて捜査に着手したとしていた。

今年の初めニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストに対するリークで、FBIとCIAの情報提供者であったステファン・ハルパー氏が2016年6月には、当時のトランプ陣営顧問であったカーター・ページ氏に接触していたことが判明した。つまりFBIがトランプ陣営に対する捜査を、実際には説明よりもずっと早い時期に開始していた可能性が明らかになっている。

パパドポロス氏との会話に関わる状況も明確ではない。

報道によるとパパドポロス氏はジョセフ・ミフスドというマルタの教授から、ヒラリー・クリントンに関するスキャンダルのメールを所有していると打ち明けられたとされている。ダウナー氏は数週間後にパパドポロス氏との会談を求めた。パパドポロス氏は2016年5月、クリントンに関するスキャンダルをロシアが所有しているとダウナー氏に伝えたが、それが「メール」であるとまでは説明していなかった。

報道では、会話の内容はダウナー氏から在米オーストラリア大使であるジョー・ホッケー氏に伝えられたという。

通常「ファイブ・アイズ」(オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリス、米国)のメンバー国からのインテリジェンスは、インテリジェンス共有のための公式ルートを経由して別のメンバー国に提供される。

ところがニューネス氏はFBIが公式に捜査を開始する発端となった文書を検証してから、その公式ルートで共有された情報はなかったと述べた。つまりインテリジェンスが非公式の手段で共有されたということだ。

5月31日にウォールストリート・ジャーナルのキンバリー・ストラッセル氏は、ホッケー氏は「FBIに情報を送っておらず、情報について米国からの接触も受けなかった」と報道した。

ストラッセル氏は次のように報じた。「むしろダウナー氏のほうが、ある時点で自らの情報をロンドンの米国大使館に伝えようと決めていた」

ニューネス氏が書簡に挙げている、ロンドンの米国大使館に在職していた米高官には次の名前がある。エリザベス・ディブル、ルイス・ルーケンズ、トーマス・ウィリアムス。

ディブル氏は2013年から2016年7月まで大使館で首席公使を務めた。その前の2011年から2013年までは国務省の近東局で次官補代理を務めていた。

ルーケンズは現在の首席公使であり2016年8月から現職だ。ウィリアムズは少なくとも2015年12月から政治問題担当公使を務めている。

ニューネス氏の書簡にはワシントンの国務省高官も挙げられており、それはイギリスの元スパイであるクリストファー・スティール氏から情報を受け取ったことを認めた人物たちだ。スティール氏はフュージョンGPSによって雇われていたが、その目的はクリントン選挙陣営と民主党全国委員会のために、当時の大統領候補ドナルドトランプ氏とロシアの間のつながりを洗い出すことだった。

その高官とはジョナサン・ウィナー氏とビクトリア・ヌーランド氏だ。ウィナー氏は去年の初めに書いた論説記事の中で、長年接点のあったスティール氏からその調査結果の要旨を受け取りそれをヌーランド氏に渡したことを認めた。ヌーランド氏はウィナー氏に、それをFBIに渡せとスティール氏に言うよう勧めた。

ヌーランド氏は2016年の7月半ばにはその情報を知っていたことを公聴会で認めた。まとまった文書の形でのスティール氏からの情報には、これまでに立証されていない猥褻な主張も含まれていた。

またヌーランド氏は、トランプとロシアの間のつながりの疑惑に対する活動の中で、早い時期に「警鐘」を鳴らしていたことについて自らの責任を認めた。彼女の夫のボブ(ロバート)・ケーガン氏はトランプの立候補をめぐって共和党を離れたネオコンの学者である。

ヌーランド氏は文書の要旨を受け取った時点では、ロシア問題を担当する国務省高官であり、ヨーロッパ・ユーラシア問題の国務次官補を務めていた。

ニューネス氏の書簡には、ジョー・バイデン元副大統領の元国家安全保障補佐官、コリン・カール氏とジャーナリストのシャイラ・マリー氏も挙げられている。マリー氏もバイデン氏の元側近であり、夫はフュージョンGPS役員のニール・キング・Jrだ。またクリントンの国務省での元側近で選挙陣営幹部のジェイク・サリバンも挙げられている。

(強調フォントは当サイトによる)

※ニューネス氏は今週末までに3通目の書簡を送付し、合計42名の政府高官と民間人を送致している。

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