<引用元:デイリー・コーラー 2024.7.13>
13日の選挙集会で銃声が鳴り響いた数秒後、ドナルド・トランプ前大統領のシークレットサービスの音声がマイクに入り、トランプが護衛に聴衆のために待つよう求める瞬間が記録された。
トランプがペンシルベニア州バトラーでの選挙集会で演説する中、大きな銃声に聴衆は大混乱に陥った。支持者が叫び声を上げ始める中、トランプが耳を抑える様子が見え、シークレットサービスは前大統領を護衛するために即座にステージに飛び上がった。
銃撃がやむと、シークレットサービスが、トランプが車に乗り込むことにゴーサインを出す声が、マイクを通して聞こえた。
「さあ、行って。行ってください」というシークレットサービスの声が聞こえた。
「準備してください。準備してください」という別のメンバーの声も。
シークレットサービスがトランプを助け起こす様子が見え、護衛が体を盾にしてトランプを守る中、前大統領が何かを取るよう頼んでいるのが聞こえた。だが彼らがそれに取り掛かろうとする中、トランプが聴衆に向いて拳を振り上げながら「待て、待て、待て」と言うのが聞こえた。
支持者が前大統領に大きな声援を送る中、トランプは車の中へとエスコートされる前に、空中にこぶしを突き上げ続け、口の形から「fight」と言っているようだった。
AP通信社によると、バトラー郡のリチャード・ゴールディンガー地区検事は、銃撃犯は死亡し、少なくとも1人の集会参加者が死亡したことを確認した。シークレットサービスはその後、ゴールディンガーの声明を認めた。銃撃後、トランプは自身のTruth Socialアカウントで声明を発表し、法執行機関の働きに感謝し、殺害された支持者に祈りを捧げた。
「合衆国シークレットサービス、そしてすべての法執行機関に対して、ペンシルベニア州バトラーで起きた銃撃に対する迅速な対応について感謝したいと思います。もっとも重要なこととして、集会で殺された方のご家族に哀悼の意を表したいと思います。また重傷を負った方のご家族に対しても。我が国であのような行為が起こり得るとは信じられません」とトランプは書いた。
前大統領は、銃撃を受けて右耳の「上の部分を銃弾が貫通した」と述べた。
「ビューという音がして、何かおかしいことがすぐわかりました。そしてすぐに、銃弾が皮膚を引き裂くのを感じました。大量の出血が起こり、それで何が起きたかを悟りました。アメリカに神の恵みを!」とトランプは続けた。