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FBI弁護士によるFISA文書偽造をホロウィッツが発見と報道、ワシントン・ポストはストラックとのつながりを密かに削除

投稿日:2019年11月23日

<引用元:FOXニュース 2019.11.21-22

複数の報道によると、司法省のマイケル・ホロウィッツ監察官は、トランプ陣営元アドバイザーに対するFBIの秘密監視に関連する重要な捜査文書を――文書の実質的な意味を変えるのに十分な程――FBI弁護士が操作したという証拠を発見した。

トランプ陣営元スタッフのカーター・ページに対する外国情報監視法(FISA)令状乱用疑惑に関するホロウィッツの総合的な報告書が、12月9日に公開されると上院司法委員会のリンゼー・グラム委員長(共和党、サウスカロライナ)がFOXニュースに語っていた中、事態は極めて顕著に進展した形だ。グラムは「確定だ」と語っていた。

ページを監視するためのFBIのFISA裁判所令状申請に関係する文書が改変されたことに関する新証拠は、次回のホロウィッツの報告書で概要が説明されると思われる。CNNが最初に報じ、ワシントン・ポストによって大部分が確認された。

ワシントン・ポストは記事の発表から数時間後に、関与したFBI職員が、FBIの解雇された元防諜責任者のピーター・ストラックの部下だった事を報じる部分を露骨に取り除いた。ワシントン・ポストは、真夜中過ぎに行った修正の説明をしていない。今週初めに司法省は、ストラックがヒラリー・クリントンのメール捜査とトランプ陣営への捜査を主導していた時に送った、多数の反トランプのショートメッセージを浮き彫りにしていた

FISA文書を修正したFBI職員が、FISA令状申請のための「事実に基づく根拠について司法省との話し合いの中で行った主張を裏付ける文書」を持っていると、偽って述べたことをホロウィッツは発見した、とワシントン・ポストは報じた。その後FBI職員は、出来事についての自身の不正確な見解を立証するために「あるメールを修正した」のだという。職員はその後解雇された。

FOXニュースが先月消息筋から得た情報では、ジョン・ダーラム連邦検察官が継続中の、2016年大統領選から2017年春にかけてのFBIと司法省の不正疑惑に対する独自捜査は、本格的な犯罪捜査へと進展しており――またホロウィッツの報告書はダーラムの捜査が犯罪捜査となった理由を浮き彫りにするという。

ダーラムは、偽造されたFISA文書に関するホロウィッツの調査結果に取り組んでいると報じられている。つまり、変更を行った元FBI弁護士は現在犯罪捜査の対象となっているということだ。ところがワシントン・ポストは、その文書がページに対して取得されたFISA令状の正当性の中心ではないと示唆した。

2016年大統領選でトランプ陣営とロシアの間に犯罪的つながりがあったという、最終的には立証されなかった主張をFBIが積極的に追及する中で起こったFISA乱用疑惑には、政治的な動機があったと共和党は長い間主張している。ここ数カ月で明るみに出た多数の文書が、そうした主張を強固にしている。

FOXニュースが以前入手した内部のショートメッセージによると、FBIがページを監視するためのFISA令状を申請するわずか9日前、FBI高官は、申請の中心となる情報源の「偏向の可能性」に関して「継続する懸念」を持つ司法省高官と争っていた。

リサ・ページ(FBI弁護士・当時)とアンドリュー・マッケイブFBI副長官(当時)の間で交わされた2016年のメッセージでも、FBI幹部が少なくとも2つの反トランプ的ブログの記事を広めていたことが判明しており、トランプの事を「国の安全保障に対する大きな脅威の1つ」となる可能性があるとした、選挙直後のLawfareブログの記事も含まれていた。

それらのメッセージは、最終的に成功したページの申請に関連する物だったと言われている。申請は、1つには英国元スパイのクリストファー・スティール――反トランプ的見方を持っていたことが現在文書で十分に立証されている――からの情報に依存しており、ページのロシアとのつながりの疑いに言及していた。その令状申請でFBIはFISA裁判所に、メディアの情報源が独立してスティールの主張を裏付けていると何度も不正確に断言し、スティールがヒラリー・クリントンの選挙陣営と民主党全国委員会(DNC)の仕事を請け負った会社のために働いていたことを、明確に伝えなかった。

ページは、連邦政府による1年以上の監視にもかかわらず何の罪でも告発されず、その後彼は数多くの当事者を――DNCを含めて――彼がロシアのために働いていたという主張に関連する名誉棄損で訴えている。

「OI(情報局)は今chs(秘密の人的情報源)の偏向の可能性に関して、確固とした説明を得ている」「妨害が何なのか今はわからない。Stuが継続して懸念を持っていること以外は」と、リサ・ページは10月12日にマッケイブに書いていた。

秘密の情報源がスティールのことなのか、他の人物なのかは不明だ。「Stu」は、当時の国家安全保障部の検事部長次席補佐官のスチュアート・エバンスのことを指しているようだ。以前明るみに出てその後黒塗りが解かれたショートメッセージ中で、ストラックは2016年の終わりに、「現在このFISAのことでStuと争っている」とページに送っていた。

FBIによる不正行為を主張するトランプ関係者は、ページだけではない。先月、マイケル・フリンの弁護チームが提出した衝撃的な裁判資料では、フリンが捜査官に対する虚偽供述で起訴される原因となった、国家安全保障担当補佐官だった時の2017年の聴取に関する公式記録を、FBI捜査官が操作していたと主張していた。フリンの弁護団はFBIに、FBI内部の「センチネル」システムを捜索して、不正に改変されたとされるファイルの証拠をさらに発見するよう要求した

ストラックとリサ・ページ元FBI弁護士の間のものを含む、新たに公開されたショートメッセージでは、ページ――フリンの聴取には同席していなかった――がその事件のいわゆる「302」証人報告書に対して「編集」を施したようであることが暴露された。それが虚偽供述の罪によるフリン起訴の鍵となった文書だった。2017年2月10日にページはストラックに、彼女が「私が書類を編集してあなたの机に置いた」と伝えていた。

ホロウィッツは10月に、自身の捜査と次の報告書の最終結果が近いことを連邦議員に伝えた。

ホロウィッツは、「非常に長い」草案は「機密の国家安全保障と法執行機関の事柄が関係している」と書簡の中で述べ、「最終報告書はほとんど黒塗りがされずに公開されるだろう」と予測していると続けた。

ホロウィッツは、「報告書を機密版と公開版に分けて」準備したり、発表したりする必要はないと見込んでいると述べた。

 

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