<引用元:デイリー・シグナル 2024.8.2>
(デイリー・シグナル独自)大部分の有権者は、トランスジェンダーを自認する男性を女性のスポーツに参加させることに反対しているが、民主党の指名確実大統領候補者であるカマラ・ハリス副大統領が、その政策を支持していることを知っているのは36パーセントしかいない。
スコット・ラスムセンが本紙に公開した最新の全米世論調査によると、登録済み有権者の約3分の2(72%)は、生物学的男性は女性のスポーツへの参加を許されるべきではないと考えている。
ラスムセンは7/29と7/30に1000人の登録済み有権者を調査した。1日、バイデン政権によって連邦法における性別を基にする保護のリストに「性自認」が追加された、タイトル9(教育改正法第9編)の見直しが施行された。それは、男性に女性の専用の場所、運動競技、また教育機会への参加が許されるという効果をもたらす。26の州では連邦裁判所判事が新しいルールの施行を阻止した。
だが有権者の大多数は、男性に女性のスポーツイベント出場を許すことをハリスが支持しているとは知らなかった。
「ハリス副大統領の意見は、ほとんど有権者に知られていません。実際に、有権者の大多数が知る唯一のことは、 中絶問題についての彼女の強力なプロチョイスの立場だけです」とラスムセンは本紙に述べた。
「例えば、生物学的男性が女性のスポーツ競技に出場を許可されるべきだと考えている有権者は、14パーセントしかいません。ハリスを支持する有権者の中でさえ、21パーセントだけです」とラスムセンは語った。
ハリスはまた、男女平等憲法修正条項の熱心な支持者でもある。もしそれが成立したら、男性が女性のスポーツ競技に参加し、トイレや更衣室のような女性向けの場所に入るチャンスを永遠に与えることになる。また彼女は、トランスジェンダーのアスリートに対する「差別」を禁止、つまりは女性のスポーツに男性が参加することを法律上で成文化する平等法案も支持した。
副大統領は、1日にパリ・オリンピックでアルジェリアの生物学的男性のボクサーが、イタリア人女性をわずか46秒で打ち負かしてから、その問題について沈黙を守っている。トランスジェンダーを自認するその男性は、3日に別の女性と戦う。
もう一人の生物学的男性、台湾のリン・ユーティンは2日、女性との最初のボクシングの試合で勝利した。
「しかしながらハリス副大統領は、生物学的男性が女性のスポーツ競技に出場できるようにする政策を積極的に支持してきました。このことは、トランプ前大統領がもしハリスとその政策的立場に光を当てることができれば、大きなチャンスとなります」とラスムセンは述べた。
調査対象者の半数以上は、男性が女性のスポーツ競技に参加することに関するハリスの立場を知らなかった。
調査対象の68パーセントは、女性を自認する生物学的男性は、女性専用の場所に入ることを許可されるべきではないと答えた。女性を自認する男性に女性のトイレ、更衣室、そしてシャワー室を使用させることをハリスが支持していることを知っていたのは、35パーセントだけだった。
(以下略)