<引用元:ニューヨーク・ポスト 2020.9.11>
報道によると安全を危惧して隠れてきたとされる中国人ウイルス学者が、COVID-19が中国の研究施設で人為的に造られたことを証明する科学的証拠を持っている、という驚愕の主張をして再び注目を集めている。
昨年COVID-19に対する最も初期の研究の一部に携わったというリーメン・ヤン(閻麗夢)博士は、11日にイギリスのトーク番組「Loose Women」のインタビューでコメントした。
世界中で90万人以上の命を奪った恐ろしいウイルスはどこからきたのかと質問されと、ヤンは―秘密の場所からビデオチャット経由で―こう答えた。「研究所から来たものです―武漢の研究所であり、研究所は中国政府が管理しています」
彼女は、ウイルスが昨年中国の武漢の海鮮市場で生じたという報道が広まったのは、「偽装行為」だと主張した。
「1つ目に武漢の市場のことですが・・・偽装行為でありこのウイルスは自然由来ではありません」とヤンは主張し、「中国のCDC、地域の医師から自分の情報」を得たと説明した。
ウイルス学者はこれまでに、北京は殺人ウイルスのことを知った際に嘘をつき、彼女の仕事に対する広範な隠蔽に従事したと非難していた。
世界保健機関の参照研究所である香港大学公共衛生学院でのかつての上司たちは、彼女が昨年12月にヒトからヒトへの感染に関して警鐘を鳴らした際に自分を黙らせた、と彼女は語っていた。
4月、ヤンは報道によるとパンデミックに関して認識を高めるために、香港から逃れて米国に渡った。
現在彼女は、ウイルスが武漢の研究所内で作られたことを立証する科学的証拠を公開することを計画中だと述べた。
「ゲノム配列は人間の指紋に似ています。ですからこれに基づいてこうしたことを特定することができます。私は証拠を使って・・・これが中国の研究所から来た理由、それを作ったのは彼らしかいない理由を人々に伝えます」と彼女はトーク番組で語った。
ヤンはこう続けた。「誰であっても、生物学の知識がなくても、それを読むことができ、自分で調べて確認することができます」
「これは我々がウイルスの起源を知るために不可欠なことです。それを乗り越えることができなければ―全ての人の命を脅かすことになるでしょう」
彼女は今自身が発表する理由を、「私が世界に真実を伝えなければ後悔すると分かっている」からだと述べた。
またヤンは、中国から逃げる前に、自分の情報が政府のデーターベースから消去されたとも主張した。
「彼らは私の情報を全て消しました」と「Loose Women」に話し、「自分について嘘つきだという噂を広めるために」人が雇われたと主張した。
武漢ウイルス研究所のユアン・チミン所長は、ウイルスが施設から偶発的に流出したという報道をこれまで否定している。
「このウイルスは絶対に我々から流出していない」とチミンは4月に国営メディアに述べた。
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