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分析:ジャーナリストは制御不能に

投稿日:2020年3月27日

<引用元:ワシントン・フリービーコン 2020.3.25>アンドリュー・スタイルズ記者による論説

メディア・パンデミックから我々を救えるのはトランプだけ

中国の引き起こしたコロナウイルスが世界を圧倒している中、米国のジャーナリストは正気を失っている。実に彼らは危険なほどに制御不能であることが、ワシントン・フリービーコンの分析でわかった。

ウイルスはホワイトハウス記者団内でも広がり始めている。それでも危機に対するメディアのヒステリックで不当な反応の説明にはならない。その危機は中国共産党が劇的に縮小できたのにそうしなかったものだ。今彼らはもっぱら、水槽の浄化剤を服用すると決心したアリゾナの夫婦に対する殺人のかどで彼(トランプ)を訴えている。

快適なオフィスチェアのない自宅での勤務を強いられる冷遇については不満を表していないのに、ジャーナリストは、大統領が米国のメディアが中国のメディアのように振る舞うことを求めていると示唆するような「分析」を行っている。理由は不明だが米国のメディアは、少なくとも中国のプロパガンダに関するかぎり、独断で全くそれと同じことをやってきた。

例えばCNNとNBCは最近、パンデミックに対する中国の責任を軽視しようという取り組みにおいて、中国の国営メディアに引用された。VOXのオタクは「確認されたコロナウイルス感染例において米国がどれほど他国に匹敵するか」に関する記事を出したが、中国のことは1つも挙げていない。CNNは特に、反トランプ「レジスタンス」の敵であるウラジミール・プーチンのサクラになることを意味するというのに、権威主義政権のプロパガンダをしきりに推進したがっている。

メディアの初期のコロナウイルス報道には、深刻さを軽視しようという取り組みがはびこっていた。中国当局もしきりに推進したがっていたメッセージである。ワシントン・ポストは、コロナウイルスはインフルエンザほど悪くないと米国人に安心させようとする複数の記事を出し、流行に対する「政府の積極的な対応」に警告を発した。VOXは1月31日に、「これが死のパンデミックになるだろうか?いや、そうならない」とツイートした。ツイートは今週、「もはやコロナウイルスの現実を反映していない」という理由から削除された

ウイルスの発生源を名指しすることもジャーナリストの正気を失わせている。1月末にニューヨーク・タイムズは、「武漢ウイルス」のまん延についての最新情報をツイートしていた。3月には、かつて物語の話題になった新聞社は共和党がその言葉を使うのは「人種差別主義者で外国人嫌い」だと述べた。同時にほとんどの報道機関は、中国を渡航禁止にしたトランプの判断を効果がなく人種差別的だと非難していた――大統領の「ヒステリックな外国人嫌い」を非難したジョー・バイデン元副大統領に同意して。国立衛生研究所、国立アレルギー・感染症研究所のアンソニー・ファウチ博士は最近、渡航禁止のおかげでイタリアのようなもっと悲惨な流行を回避できたと称賛した。だがファウチ氏に何がわかるのか?彼はジャーナリストではない。

メディアの幻想の外にいる者は誰も驚かないが、最近のCBSニュースの世論調査によると、米国民はコロナウイルスに関する正確な情報提供においてメディアよりもトランプ大統領を信用する傾向がわずかに高い。トランプの支持率は過去最高であり、米国人の大部分はトランプのコロナウイルス対応を支持している。その結果米国のジャーナリストは、米国民を厳しく非難することで答えた。

例えばオバマの元スタッフのジョン・ファブローは、トランプの支持率向上は「米国人がこの国でニュースや情報を得る方法に、何かとても深刻な問題がある」証拠だと主張した。ニューヨーク・タイムズのコラムニスト、ジャメル・ブイは、トランプの高い支持率はコロナウイルス流行中の夜のニュース放送の視聴率が劇的に増えたことと、「編集の結果として実際よりもっと有能に見える、ひどく省略されたトランプを主役にした」場面を放送した結果だと考えを巡らせた。

メディアに対する国民の信頼の衰退をひっきりなしに否定し、メディアのメンバーは自分たちを世論の主要な原動力とみなすことに固執している――そしてトランプが人気なのは、トランプは悪いのだと全員を説得する努力が十分でないせいでしかないと考えている。彼らは自分たちの見解が、表現を借りると「もはや現実を反映していない」ことを認められず、それを考えてみることもできない。

そうした中、米国のジャーナリストは現在、大統領のコロナウイルス記者会見を「生放送で編集なし」の形式で放送する危険について議論している。NPRシアトル支局は25日、「誤った、または誤解を招く情報のパターンのために」トランプの記者会見の放送を止めると発表した最初の報道機関となった。違いがあるという点では、ジャーナリストとリベラル活動家がその動きを歓迎した。

会見をめぐる狂乱は、大統領よりも全国メディアの状況に関係の深いものだった。「これは政治集会ではない。これは記者会見だ。放送局が放送しないことを検討すべきだという考えは、トランプ自身というよりも出席するジャーナリストの無責任を告発するものとなる」と、CNN元プロヂューサーのスティーブ・クラカウは語った

一方でメディアは、オバマ大統領時代の共和党の「妨害」報道とは少し違った形で、コロナウイルス景気対策法案の議会交渉を報じている。民主党議員が法案に、連邦政府補助金の受け取り企業が「多様性データ」を議会小委員会に提出することを義務付ける条項を含めて、必要以上にリベラルな優先事項を持たせようと最善の努力をしたにもかかわらず、メディアは民主党が法案を阻止した時であってもなかなか民主党を妨害者と表現しようとしなかった。

今週初め、上院民主党が約2兆ドルの景気対策パッケージの成立を阻止した時、ワシントン・ポストは「共和党景気対策法案が初期のテストで不合格」と報じた。ニューヨーク・タイムズは、「党派分断が救済法案の合意を脅かす」と宣言した。上院が超党派の合意に達した今となって、ナンシー・ペロシ下院議長は議会を休止にした。彼女は即座に行動する圧力を感じていないようだ。少なくともメディアからは。彼らにはジョー・バイデンを生かしておくというような、もっと切迫した心配があるのだ。

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