トランプ大統領は、2017アメリカ・スカウト・ジャンボリーの演説で、共和党の造反議員、マスコミ、そしてオバマ前大統領に対する容赦のない批判と受け取れる発言を行った。
ウェスト・バージニアのグレン・ジーンに集まった多数のスカウトと親に対して行ったトランプ氏の演説のほとんどは、ボーイスカウトの良さを称賛するものだった。しかし、トランプ氏はワシントンの人々や文化に対するあからさまな比較をせずにいられなかった。
トランプ氏はボーイスカウトの規範を暗唱し始めたが、12のうちの2番目から先へは進まなかった。「スカウトは、信頼できる者であり、忠誠心を持ち・・・私たちにはもっと忠誠心が必要かもしれません」
トランプ氏は詳しく述べることはなかったが、オバマケア撤廃を決めかねていた共和党の上院議員や、ロシア疑惑から忌避したことで大統領と不和となっているジェフ・セッションズ司法長官のことに言及していた可能性がある。
トランプ氏は、オバマケアを廃止するという約束がこれまで守られていないことについて共和党議員を非難した。
「7年かけてオバマケアの廃止と代替を行おうとしてきたのですから、それを実行すべきでしょう」とトランプ氏は述べた。
トランプ氏はステージに同席していたトム・プライス厚生長官に対して、火曜日に行われる撤廃・代替法案に対する上院の議決のために票を集めたほうが良いのではないかと冗談を言った。
「彼は票を集めたほうがいいでしょう。そうでなければ『トム、君はクビだ』と言って他の人に交代させます」とトランプ氏はリアリティー番組の「The Apprentice」でおなじみのキャッチフレーズを再現して見せた。
大統領は、ワシントンに行ってみてそこが選挙遊説で表現していた沼地よりも悪いところだということが分かったと述べた。「それは汚水槽か下水道です」と大統領はスカウトたちに話した。
「良くありません。良くないのです。何が起きているか分かっていますが、全く皆さんと一緒にいたほうがずっと良いです」
スカウトと親たちは大統領の愛情に答えた。演説中のある時に聴衆は「We love Trump」コールを始めた。
大統領はまた大勢の聴衆に対して、マスコミはジャンボリーで示された支持の強さを正確に報道しないだろうと述べた。
トランプ氏は、マスコミは小規模の聴衆だったと報道するだろうと予測した。「フェイク・メディア、フェイク・ニュース」という言葉が出ると拍手喝采が起きた。
オバマ氏がこれまでアメリカ・ジャンボリーに参加したことがあったかと大統領が尋ねると、聴衆は怒声を発した。
「知りたかっただけです。答えは『いいえ』ですね。しかし私たちはまた来ます」とトランプ氏は語った。
大統領は閣僚内の10名を含めて、多くのボーイスカウト出身者が政権の職務に従事していると述べた。
「アメリカにボーイスカウトほどすばらしい市民はいません。ボーイスカウトの価値はアメリカの価値であり、偉大なボーイスカウトは偉大なアメリカ人になります」と彼は述べた。
By S.A. Miller
※元記事中にはありませんでしたが、こちら(YouTube)に動画があります。
中学生が訳したような日本語。