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「伝染病止められたはず」トランプがコロナ後の中国貿易協定の可能性を否定

投稿日:2020年7月11日

<引用元:ニューヨーク・ポスト 2020.7.10

トランプ大統領は10日、中国が新型コロナウイルスパンデミックの対応に失敗したことを理由に、中国との貿易協定がまとまるよう取り計らう可能性を否定した。

「今それについては考えていない」とトランプはエアフォースワンの機内で記者団に話した。

「中国との関係は深刻なダメージを受けた。彼らは伝染病を止めようと思えば止められた。止められたのに止めなかった。武漢から中国の他の場所に行くことは食い止めた。伝染病を止められたはずだが、止めなかった」と大統領は述べた。

記者がトランプに新たな貿易協定があるかどうかについて追及すると、「正直言って他のことをたくさん検討している」とトランプは答えた。

ウイルスは300万人以上の米国人を感染させ、13万3,000人が死亡しており、少なくとも一時的に何千万人も失業させた。

トランプは多くの反中国政策を検討しており、ソーシャルメディア・プラットフォームのティックトック(TikTok)禁止もその1つだ。米国の十代の若者の間で大きな人気があるが、当局は中国共産党指導部にデータを送る可能性があると主張している。

パンデミック前、トランプは米国の知的財産を守り、中国国内企業を有利にする政策を排除する協定に中国が合意するよう強いるために、中国に果敢な貿易戦争をしかけた。

COVID-19が他国に拡大し始める中、劉鶴(国務院)副総理が率いる大規模な中国代表団は、「第1段階」の貿易協定に署名するために1月15日にホワイトハウスを訪れた。

第1段階の協定では、関税の拡大が停止され、中国が農産物を含めた米国製品を購入する約束をした。また、外国の投資をさらに許可し知的財産を守るための中国の最近の措置が評価された。

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