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トランプがピューリッツァー賞委員会に、ロシア疑惑報道への賞を撤回しなければ提訴すると警告

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<引用元:FOXニュース 2022.5.31

トランプは委員会に賞の取り消しをこれまで2度要請したと指摘

ドナルド・トランプ前大統領はピューリッツァー賞委員会に、2018年にロシア疑惑捜査の報道についてニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストに授与した賞を取り消すよう求めており、従わない場合は法的措置も辞さないと警告している。

ピューリッツァー賞管理者のマージョリー・ミラーに対する書簡で、トランプはこれまでに2度要請したと指摘し、数年にわたる捜査についての報道は虚偽の情報に基づいていたと述べた。

「それらの報道機関に対するピューリッツァー賞委員会の賞が、彼らの出した虚偽のねつ造された情報に基づいていたことに議論の余地はない。引き続き委員会のウェブサイトで賞の発表と承認がされているのは、事実の歪曲と個人的な名誉毀損であり、委員会が自らの意思で正しいことを行うことに納得できない場合、訴訟を起こすことになるだろう」と前大統領は述べた。

FOXニュースはピューリッツァー賞委員会にコメントを求めたが、即座に回答はなかった。

5月27日付の書簡は、「最近追加された証拠」を引き合いに出しており、委員会に「2016年クリントン陣営の元弁護士、マイケル・サスマンに対する継続中の刑事裁判の進展に細心の注意を払う」ように求めている。

サスマンは、FBIに虚偽の供述を行い、トランプについての情報を提供するための会議を行った際に自身がクリントン陣営の代理人であることを隠したことで訴えられている。サスマンは31日に大陪審によって無罪判決を受けた。

トランプは、陣営幹部がデータの正当性に「完全な確信」を持っていなかったにもかかわらず、クリントンがトランプオーガニゼーションとロシアの銀行の間の秘密の連絡ルートを主張する資料のメディアへの流布を許可したことが、サスマンの裁判で露呈したことを指摘した。

前大統領は、ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストは、問題に対して「少しでもジャーナリストとしての調査を行っていれば」、クリントン陣営の「恥ずべき中傷」が偽りであることが即座にわかっていただろうと主張した。

またトランプは委員会に、ロバート・モラー特別検察官に引き継がれる前の、ロシア捜査の初期段階でのFBIの行動の問題を詳細に説明するマイケル・ホロウィッツ司法省監察官の報告書を見るよう求めた。

「私に対してうんざりするほどの虚偽の攻撃を執拗に広めた出版物と共に、あなたたちは全力で私の評判を損なおうとした」とトランプは述べ、「どうすれば自分の評判を取り戻すことができるだろうか?」と問いかけた。

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