<引用元:ワシントン・エグザミナー 2022.5.25>ポール・ベダード氏によるワシントン・シークレット論説
ジョー・バイデン大統領がついにやった。精彩を欠く指導者の支持率は、現代のどの大統領の政権の同時期よりも低下した。
ファイブサーティエイトは1945年のハリー・S・トルーマンにまで遡った支持率を引用し、政権490日目の支持率がバイデンの平均40.9パーセントを下回る大統領はおらず、それに並ぶ大統領もいなかったと述べた。
歴代大統領の中でドナルド・トランプ、ビル・クリントン、ジェラルド・フォードは、政権初期にもっと低い平均支持率だったこともあったが、バイデンは追い上げて、現在の平均支持率がトルーマン以降の全ての大統領を初めて下回っており、民主党が中間選挙を控える中で厄介な傾向となっている。
また同日、ロイター世論調査会社のイプソスは、バイデンの支持率が過去最低の36パーセントとなったと判定した。
「民主党ではまだ72パーセントがバイデン大統領を支持しているが、共和党では10パーセントのみ、無党派では28パーセントが支持している。だが民主党の中でバイデンの支持率は2週間前の82パーセントから10ポイント低下しており、総合支持率低下の主要な要因となっている」とイプソスは分析結果を説明した。
有権者にバイデン離れを起こす要因となったのは、インフレ、ガソリン価格の高騰、壊滅的な株式市場に対する無策のようだ。
例えばイプソスは、70パーセントもの人が米国は間違った方向に向かっていると考えていると述べた。
BIDEN FALLS TO 36% APPROVAL. Reuters. https://t.co/JhS4yII4Nh
— PollWatch (@PollWatch2020) May 24, 2022
「10人に7人(70%)の米国人は、この国の状況は間違った方向に向かっていると考えており、正しい方向に向かっていると考えている米国人は5人に1人(20%)のみだ。これは、26パーセントの米国人が正しい方向に向かっていると答えた2週間前から6ポイント低下したことを意味している。共和党(90%)と無党派(70%)の圧倒的多数は、状況は間違った方向に向かっていると考えており、民主党の約半分(49%)もその感情に同意している」と調査会社は述べた。
もちろん長い4年間の中の1日に過ぎないが、バイデンの支持率は大統領就任からこれまでの中間点以降、着実に低下している。
ファイブサーティエイトによる490日目の大統領支持率のリスト:
- ジョー・バイデン 40.9%
- ドナルド・トランプ 42.7%
- バラク・オバマ 48%
- ジョージ・W・ブッシュ 72%
- ビル・クリントン 50.9%
- ジョージ・H・W・ブッシュ 65%
- ロナルド・レーガン 45%
- ジミー・カーター 43.1%
- ジェラルド・フォード 44.2%
- リチャード・ニクソン 57.1%
- リンドン・B・ジョンソン 68.7%
- ジョン・F・ケネディ 74%
- ドワイト・アイゼンハワー 61.3%
- ハリー・S・トルーマン 43.1%