<引用元:デイリー・コーラー 2022.5.22>
ウォールストリート・ジャーナル論説員会は20日、驚くほど正確な一節でダーラム・クリントン捜査を完璧に要約した。
クリントン自身があやふやな証拠にもかかわらず、ドナルド・トランプ前大統領をロシアに結びつける資料を陣営が広めることにゴーサインを出したと、クリントンの元選挙陣営マネージャーのロビー・ムックが証言した後、同紙論説委員会は「Hillary Clinton Did It(ヒラリー・クリントンがやった)」と題した社説で、ロシア・トランプ共謀の主張を「長期にわたる不正工作」とこき下ろした。
ムックは、ジョン・ダーラム特別検察官による元クリントン陣営弁護士のマイケル・サスマンに対する裁判で、陣営はトランプ・オーガニゼーションがアルファ銀行との秘密のつながりを持っていたという内容がどれだけ信頼できる情報であるか、はっきり分かっていなかったと証言した。クリントン自身を含め陣営は、不完全な情報をジャーナリストに広めるかどうかについて話し合っており、他の陣営スタッフが躊躇したにもかかわらず、クリントンは情報をメディアに広めることに「賛成した」とムックは主張した。
論説委員会はこう続けた。「要するに、クリントン陣営はトランプ・アルファ銀行疑惑を作り出し、だまされやすい報道機関に提供したが報道機関は疑惑を確かめることなくとにかく推し進め、あたかもまっとうなニュースであるかのようにその話を推進した。また陣営はその主張をFBIに伝え、ジャーナリストが告発を真剣でもしかすると本当のことであるかのように描く口実を与えた」
「報道機関のほとんどはこのニュースを無視するだろうが、クリントン氏が認可したロシア・トランプ疑惑は米国に多大な損害を与えた。FBIの面目を潰し、報道機関に恥をかかせ、国の3年間の捜査は無駄に終わった。ウラジミール・プーチンでもそれほどの偽情報の損害を与えることはなかった」と論説委員会は書いた。