<引用元:FOXニュース 2022.4.12>
「またしてもトランプは正しかった」という声も
4月12日人気の高い左派ソーシャルメディア・アカウントが、過去にトランプ前大統領を嘲った動画のことで批判を浴びている。
NowThis Newsが2018年7月に投稿した動画は、ドイツがロシアとノルドストリーム2について合意した後、米国大統領がドイツはロシアの石油に依存するようになると予測を述べたのを受けてドイツ当局者がトランプを一蹴した様子を示している。ロシアに「ドイツは完全に支配」され「とりこになって」いる、とトランプはNATOサミットで述べていた。
NowThisの動画キャプションには、「トランプが国連でドイツのエネルギーについて途方もない主張を行った―そしてドイツ代表団の反応は非常に面白いものだった」とあった。
ところが、ロシアのウラジミール・プーチン大統領がウクライナを侵略し、ドイツは今ロシアの石油に大きく依存していることを認めた。
動画は再浮上し、彼らの皮肉を込めた解説がソーシャルメディアで厳しい批判を受けた。
メアリー・ミラー(共和党、イリノイ州)下院議員は、「4年前、トランプ大統領はまたしても正しかった!」と述べた。
ブルームバーグのコラムニスト、カール・スミスは「ぶざまだ」と述べた。
ナショナル・レビューの主任記者マイケル・ブレンダン・ドハティは、「古くても良いもの」と述べた。
ラッパーでコメディアンのチンゴ・ブリングは「やばい、彼は正しかった」とツイートした。
トランプ政権の元DNI長官代行のリチャード・グレネルは、動画作成者に対してツイートし「ロシアの侵略を支援している」として非難した。
3月にドイツのオラフ・ショルツ首相は議会での演説で、ドイツがロシアのエネルギーに依存し過ぎていることを認めた。ショルツ首相はロシア産石油のボイコットに対して警告し、自国の経済に重大な損害をもたらすと述べた。
2月にドイツはロシアのウクライナ侵略を受けてパイプラインの認可を凍結した。
トランプは、ロシアからドイツへの天然ガスの流入を2倍にすることを目的とした110億ドルの天然ガスパイプライン協定に対して、強力に反対の意見を表明していた。
だが当時、メディアはNATO同盟国に対する批判についてトランプを非難し、その主張を不正確な物として「ファクトチェック」すら行った。
2018年7月にCNBCは記事でそのリベラルの動画を引用し、トランプの言葉を「非常に誤解を招いている」としながら、トランプの話の真実性を認めていたようだ。
「ドイツはロシアから天然ガスのおよそ半分を得ているが、主張は非常に誤解を招くものだ」と、CNBCのトム・ディクリストファー記者は書き、天然ガスは「ドイツのエネルギー供給と消費の約20パーセントでしかない」と主張した。