<引用元:ワシントン・エグザミナー 2022.1.25>ポール・ベダード氏によるワシントン・シークレット論説
最新世論調査によると有権者は、2020年の選挙中にした約束は大げさだったのではなく共和党に邪魔されたのだというジョー・バイデン大統領の主張を受け入れておらず、バイデンは選挙のために嘘をついたに過ぎないと考えている。
本コラムが入手した最新のゾグビー世論調査で、バイデンはドナルド・トランプ大統領に対抗する選挙運動で「嘘をつく」ほどまでに誇大宣伝をしたと答えた有権者が、そうでないと答えた有権者より多かった。
バイデンが選挙公約を「実行に移した」か、それとも「選挙のために嘘をついていただけだった」かという質問に対し、45.7パーセントは「嘘」を選び、38.2パーセントは「約束を実行した」を選んだ。残りの有権者はよくわからないと答えた。
世論調査の分析では、バイデンがCOVID-19危機を終息させることに失敗したことを挙げていたが、インフレなどの問題が重要な支持グループを共和党の勢力に追いやったとも指摘していた。
「民主党の中で船を見捨てて大統領が2024年の再出馬をしないよう求める者が増えている。目下のところ民主党にとって状況は非常に悪い。ビル、ヒラリー・クリントン夫妻が公の場に出てき始めている。民主党がヒラリーを2024年の代わりの候補に持ち上げようとしているなんて!そうなればドナルド・トランプが無党派層にとって魅力的にみえるだろう!」と調査分析には書かれていた。
ゾグビー・アナリティクスは、バイデン下での生活にも目を向けたが同じような分析結果となり、バイデンのせいで生活が悪化したという回答が多数となった。
「ジョー・バイデン大統領は、最近の記憶では最も厳しい大統領としての1年目の1つを耐えた。バイデン大統領は2022年に心機一転を目指している。解決できないほど多くの問題を抱え、インフレ、COVID-19に取り組み、政策を実行させるための効果的な戦略もなく、バイデンは2022年中間選挙で屈辱的な敗北を喫する恐れがある」とゾグビーは述べた。
「こうした状況と合わせ、我々は有権者と思われる調査対象にこう質問した。『バイデン大統領はあなたの生活を改善させたか、それとも悪化させたか?』」とゾグビーは続けた。「バイデンにとって悪いことに、多数(44パーセント)は生活が悪化したと答え、改善したと答えたのはわずか30パーセントで、27パーセントは同じだと答えた。これは2022年中間選挙に向かおうとする民主党にとって良くない。ドナルド・トランプが大統領だった4年前の共和党のように、民主党は下院や上院を守るチャンスを得るために、大統領から距離を置く必要があるかもしれない」