<引用元:ワシントン・エグザミナー 2021.12.8>ポール・ベダード氏によるワシントン・シークレット論説
最近のジョー・バイデンに対する支持低下の兆しの中、国民は現在、ドナルド・トランプ前大統領のほうがコロナウイルス危機にうまく対処したと考えている。
その上、ラスムセン・レポートの最新調査で、有権者はバイデンがウイルスを終わらせるという約束を破ったと考えていることがわかった。
調査結果は、民主党が肯定的な支持率を持っていた数少ない課題の分野の1つを失ったことを意味する。また、バイデンがトランプよりも良くやっていると有権者がいっていた課題の1つも消える。
COVID-19との戦いについての質問で、有権者と思われる人々は49パーセント対39パーセントの差でバイデンの仕事ぶりがトランプより「悪い」と答えた。約10パーセントはどちらも同じと答えており、民主党の20パーセントも「悪い」と答えた。
バイデンは選挙中に危機を終わらせると約束し、その戦いに対するトランプの対応を繰り返し非難した。
数カ月の間、世論調査は有権者がバイデンの取り組みを支持していることを示していた。だが危機が継続し新型の変異種が出る中で有権者はバイデンに幻滅している。
例えばラスムセンは、「バイデンのCOVID-19パンデミック対応を支持するか、それとも不支持か?」と質問した。約55パーセントは「不支持」と答え、その大半の44パーセントは「強く不支持」を選んだ。約43パーセントが取り組みを支持すると答えた。
その差はワシントン・ポストの11月中旬の調査での結果より広がっている。ラスムセンはこう述べた。「そうした調査結果は、バイデンのCOVID-19に対する取り組みについての意見が急速に下降していることを示している。7月の時点では、有権者の56パーセントがバイデンのパンデミック対応を支持していた」
またラスムセンは「昨年の選挙運動中、バイデン大統領は『ウイルスを終わらせる』と約束しました。バイデン大統領はその約束を守ったでしょうか?それとも破ったでしょうか?」とも質問した。約束を守ったと答えたのはわずか30パーセントで、56パーセントは約束を破ったと答えた。