<引用元:ワシントン・エグザミナー 2021.10.7>ポール・ベダード氏によるワシントン・シークレット論説
最新世論調査によると、ドナルド・トランプ前大統領と2024年の出馬の可能性に対する共和党の中での支持は増大し、トランプを非難する人に対する拒絶も同様となっている。
特に退任後、共和党の支持基盤を失う代わりにトランプの支持基盤が増大しており、半数近くがトランプの再出馬を望んでいることがピュー・リサーチセンターによって判明した。
その上、共和党のほとんどはトランプに党の主要リーダーと広報担当者を続けて欲しいと思っている。
「トランプは主要な全国的人物であり続けるべきだとする共和党の比率は、1月の調査から10パーセント―57パーセントから67パーセントに―上昇した。前回の調査は1月6日の米国議事堂暴動直後の政権末期に実施された」とピュー・リサーチセンターは本紙に提供した調査結果の中で述べた。
また前大統領が共和党を自身の支持グループに変えた最新の兆候として、共和党の3分の2はピューの調査に「共和党はトランプを批判する公選された役職者を受け入れるべきではない」と答えた。
世論調査会社はこう述べた。「新調査によると、共和党の過半数の63パーセントは、党がトランプを公然と批判する公選された役職者をあまり(32パーセント)、または全く(30パーセント)受け入れるべきではないとしている。共和党のわずか36パーセントは、そうした役職者を強く(11パーセント)、またはやや(26パーセント)受け入れるべきだとしている」
「対照的に、民主党の約10人に6人は、ジョー・バイデン大統領を公然と批判する民主党の公選された役職者を強く(17パーセント)、またはやや(40パーセント)受け入れるべきだとしている」
何カ月にもわたりトランプは2024年出馬をちらつかせており、マーク・メドウズ元首席補佐官やショーン・スパイサー元報道官を含む側近もあからさまに再出馬するだろうと述べている。
だが、トランプが出馬しないとしても共和党はトランプに後継者を指名して欲しいと願っており、断固としてトランプが共和党を任されていることを示している。
「共和党と共和党寄りの無党派の3分の2は、ドナルド・トランプ前大統領が今後も長年にわたって主要な政治家であり続けて欲しいと答えており、44パーセントは、2024年の大統領選挙に立候補して欲しいとしている」とピューは述べ、22パーセントがトランプの意見を共有する2024年大統領候補者を支持するとしていることを付け加えた。