<引用元:DailyMail 2021.8.18>
もし次期大統領選挙が今行われたら、ドナルド・トランプ前大統領はバイデンに勝つことが新たな世論調査で判明した。
バイデンに対する米国人の不支持が高まっていることを示す最新の印として、今すぐ選挙があればバイデンを支持するのは米国人有権者とみられる人のわずか37パーセントとなっている。
トランプは投票の43パーセントを獲得し、14パーセントの人々は「別の候補者」を選択するだろう―が、調査では具体的にどの候補者かは示していない。
バイデンは2020年11月に一般投票の51.3パーセントでトランプを破ったが、これに対してトランプは46.8パーセントだった。
だが今回、ラスムセンによると、トランプは女性と黒人の投票を増やすことになる。
調査は、米国が何千人もの死者を出して800億ドル以上を費やし、20年後にアフガニスタンから撤退して大混乱が起きる中、8月16日から17日に実施された。
そしてバイデンの仕事ぶりは有権者の心に重くのしかかっている。ラスムセンが調査した有権者とみられる人々の半数以上は、戦争で引き裂かれた国をタリバンが占領したのはトランプよりもバイデンに責任があるとしていた。
これに対してトランプのほうにより責任があると考えているのはわずか38パーセントだった。
ところがバイデンにとっての明るい材料としては、ほとんどの人々は2020年の投票を後悔していないと答えた―民主党の87パーセントは自分たちの投票に満足しているが、共和党の95パーセントも満足している。
有権者がバイデンに対して抱く怒りは、アフガニスタンはトランプの失敗だと繰り返す政権高官の支援が功を奏していないことを示している。
バイデンと国家安全保障チームは、トランプが大統領としてタリバンと結んだ和平合意をめぐりトランプの責任だとした。トランプは5月1日の兵士の削減と、5千人のタリバン収容者の釈放に合意した。
だが批評家は、問題となっているのは撤退そのものではなく早まった退避だとしており、その結果、ハーミド・カルザイ国際空港への入り口をタリバンが閉鎖した今、アフガン市民と米国市民はカブールに閉じ込められることになった。
トランプは18日朝もバイデンのアフガニスタン対応を非難した。
トランプはFOXニュース司会者のマリア・バーティロモに、バイデンは早まった退避でアフガンを見捨てたことによって「子羊を屠り場に送っている」と述べ、「米国の歴史上で最も恥ずべき瞬間」と呼んだ。
「これは無能な人々のクーデターだった―残念なことに我々の指導者は無能な人々だった」とトランプは彼女に述べた。
感情は8月14日から17日までに行われた世論調査に対する回答でも同調され、大多数はバイデンのアフガニスタン対応を「強く不支持」と答えた。
YouGov世論調査に答えた共和党は民主党よりもっと強い感情を持っているようだ。共和党の過半数がバイデンの危機対応を「ある程度支持」するとした一方で、共和党の実に67パーセントは「強く不支持」と答えた。
多くは米国撤退の中で米国の国家安全保障に懸念を持っており、48パーセントの人々は今後12か月以内に少なくとも10パーセントの確率でテロ攻撃があると考えている。
回答者の約5分の1は、テロ攻撃が今後1年間に50パーセント以上の確率で起こると答えた。