<引用元:デイリー・シグナル 2021.3.3>
米国移民税関捜査局(ICE)アラートのツイッターアカウント―不法移民犯罪者に関して国民に通知していた―は、バイデン政権によってロックされた。
本紙に対する声明でアンドリュー・クライド下院議員(共和党、ジョージア)は、ICEアラートのツイッターアカウントがロックされたのは2日に起きたことのようだが、米国国民の安全にとって悪いニュースだと述べた。
「またしても、バイデン政権はアメリカ市民の安心安全より開かれた国境政策を優先させているようだ」とクライド議員は述べた。
「ICEアラートアカウントのロックによって、国民は外国人犯罪者に関する重大な情報を受け取ることができなくなる。アメリカ人の生命が、政権の無謀な政策の代償となるのではないかと危惧している。」
2日、2017年から今年初めまで移民税関捜査局担当上級顧問および首席補佐官を務めたジョン・フェレは、「バイデン政権はICEの国民安全アラートのアカウント(@ICEAlerts)をロックした。国民に逃走中の外国人犯罪者に関して情報提供していたアカウントだ」とツイートした。
アカウントが作成されたのは2013年のオバマ政権時代のことだったが、ほとんどトランプ政権下で移民税関捜査局によって利用されていたとフェレは述べた。
「バイデン政権は@ICEAlertsをロックしたようだ。というのも、こうした危険な外国人の1人の場所をICEに報告するようなことがあれば、こうした暴行犯、麻薬密売人、窃盗犯、飲酒運転者がバイデンの政策の下で今自由の身になることが許されるのが全く明白だからだ」と彼はツイートした。
本紙はこれに関してツイッターに問い合わせたが、広報担当者は「『ロックされた』とおっしゃる意味がよくわかりません。アカウントは保護(訳注:日本語版ツイッターでは「非公開」)されているだけのようですから」と述べた。
本紙はICE報道官にも問い合わせたが、「ICEは国の安全、国境の安全、そして国民の安全の任務について国民と連絡するために、メインのツイッターアカウントである@ICEgov、そして地域のツイッターアカウントを継続して使用している。ICEは地方の管轄区域を含む全ての利害関係者との連絡のためにウェブサイト、フェイスブック、ユーチューブ、リンクドイン、そしてFlickrも使用している」と答えた。
報道官はこう続けた。
「ICEは正確な情報が現在の優先順位に(一貫して)保持されるようにするために、多くの連絡手段を定期的に更新している。前政権の政策と関連する同様のアカウント同様に、@ICEAlertsは今後維持されないためアーカイブされた。
ICEは国家の安全、国境の安全、そして国民の安全という常識的な優先順位に基づいて国内の移民法執行に集中し続ける」
ヘリテージ財団の国家安全保障・外交デイビス・インスティテュート内技術センター長のローラ・リーズは、このことがバイデン政権に関して示唆することについて懸念しているとメールで本紙に語った。
「バイデン政権はICEAlertのツイッターアカウントで危険な逃亡中の外国人犯罪者について投稿するのを止めました」と彼女は書き、次のように続けた。
「ICEの優先順位はテロリスト、スパイ、そして有罪判決を受けた悪質な重罪人だけだというバイデン政権の衝撃的な優先事項メモと相まって、これはバイデン政権をアメリカ市民ではなく外国人犯罪者の保護者にするものです」