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民主党はただ怒るだけではいけない、国境の悲劇に対する自分たちの解決策は何か?

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<引用元:ニューヨーク・ポスト 2019.6.26>ソーラブ・アマーリ(Sohrab Ahmari)氏による論説

胸の痛む写真だ。父親にしがみついたまま浅瀬に横たわる幼児。危険水域を不法に通過しようとして罪のない人命が失われた

恐ろしいことに、エルサルバドル移民の1歳11カ月のバレリア・ラミレスと、その父オスカー・アルベルト・マルティネス・ラミレスは、メキシコから米国へと入国しようとして溺れ死んだ。

我々が南部国境で直面する危機を実例として示す悲劇だ。

だが、民主党にとっては安っぽい道徳主義の言い訳だ。

ベト・オルークは、「こうした死の責任」はトランプにあるとツイートし、ニューヨーク・タイムズはほとんど同じ論点で一面記事を出した。

ベトがツイートしなかったこと、タイムズが報じなかったこと、また実に民主党が誰も言わないことは、そもそも政府はこれに関して何をすべきか、という話だ。

彼らが示唆する答えは、国境を完全にオープンにすべきだということのようだ。だが彼らの中には、そう言う勇気を持つ者はほとんどいない。――というのも、この国のほとんどの有権者が同意しないと知っているからだ。

彼らは、「包括的な移民制度改革」や「ドリーマーの恩赦」の話をするだろうが、それは中米から毎日やって来る何万人もの人たちとは関係ない。

急激な増加を落ち着かせるために、トランプ大統領は1日に難民申請ができる人の数を制限した。オスカー・ラミレスは待つことに苛立っており、そのため川を越えようとしたのだと彼の妻は記者に話した。壊れた難民法のために、米国の土地を一歩でも踏めば滞在が許されることになる。

民主党は、国境で人の往来を計測しようとするのは思いやりのないことであり、トランプは誰でも入国させるべきだと主張する。

それは多くの移民で起きていることだ。そのような家族は圧倒されている収容施設の1つで処理される。だがアレクサンドリア・オカシオ=コルテスは、これらを「強制収容所」と呼び、民主党は彼らの状況を改善するためにトランプにお金を出すことについて、内輪もめをしてきた。

だから収容施設はなくすのだ(と民主党は言う)。移民は手を振って迎え入れられ、難民申し立てのための裁判の日程を決められて送られる・・・どこへ?

ひょっとすると彼らは審理に現れるかもしれない。ラミレスの母親は、「El Diario de Hoy」に彼が米国に行ったのはもっとお金を稼ごうとしてのことだったと語った。理解できることだ。ただし我々は経済的な理由では難民を認めていないということを除いて。移民が裁判で却下されて送還されると、政府は思いやりがないと民主党は主張する。彼らが審理をサボって何年も、ことによると何十年も不法にここに住む場合、ICE(移民税関捜査局)は彼らを見つけて起訴することができるべきではないと民主党は考えている。

要するに、民主党の有力大統領候補者にとって妥当な制限はないのだ。そして米国が、ほとんどが経済的移民である何百万人もの人たちを経済と福祉制度に取り込むことができるかどうかに対して、反論ははねつけられる。

シリアのアラン・クルディという少年が2015年に、家族と共にエーゲ海を渡ってギリシャに入ろうとして溺れた時、ヨーロッパにとって同様の衝撃だった。

少なくともヨーロッパのオープン・ボーダー支持者は、自分たちのビジョンについて公にしていた。「我々は成し遂げられる」とドイツのアンゲラ・メルケル首相は宣言した。「我々は成し遂げられる」――つまり、シリア、イラク、アフガニスタン、イランその他から100万人以上を受け入れることができるということだ。

特にドイツ独特の、同国の20世紀の恐ろしい歴史から生まれた、罪悪感にさいなまされて、メルケルは、ギリシャ、イタリア、そして脆弱なバルカン諸国のような最前線の国の感情や能力に少しも懸念を持たずに、ヨーロッパの門を勢いよく開いた。こうした国が国境を開いて閉じ、それに従って移民の流れが変わると混乱が起きた。最前線の国が、次から次に現れる人間の波に必死で対処しようとする中、不潔で過密なキャンプが生まれた。

密入国あっせん業者――アラン・クルディの家族を航海に適していないゴムボートに乗せたような業者――は繁盛した。私がそれを知っているのは、私がイスタンブールの密入国業者のアジトに隠れるイラン人やアフガニスタン人の難民グループと一緒に、正体を隠して密着したからだ。

最終的にメルケルは、ドイツが受け入れる難民の数に上限を設けることにしぶしぶ応じ、欧州連合は、シリア人その他をトルコの国境内に留めることで、同国の絶対的指導者であるレジェップ・タイイップ・エルドアンと協定を結んだ。だが彼らはその間トルコに留まらなければならなかった。

聞き覚えがあるだろうか?それはトランプが、「メキシコ残留」計画で成し遂げようとしていることでもある。そこではとりわけ、「コヨーテ(訳注:密入国あっせん組織)」の意欲をそぎ、移民の家族が危険な旅を行わないようにすることが期待されている。道中彼らは、灼熱、溺死、そして人身売買業者によるレイプの危険にさらされているのだ。

これが大量移民の残酷な現実だ。レミレス家に降りかかったような悲劇の可能性を減らす唯一の道は、そもそも移民が危険な旅をするのを思いとどまらせることだ。

だが民主党候補者がこうした問題を真剣に討議することに賭けてはいけない。存在を誇示し、間違った平行線を引くことは、現実の世界に取り込むことよりはるかに容易だ。

ソーラブ・アマーリ(Sohrab Ahmari)はニューヨーク・ポストの論説編集者であり、「From Fire, by Water: My Journey to the Catholic Faith」の著者。

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