<引用元:デイリー・コーラー 2024.1.2>
ドナルド・トランプ前大統領は2日、メイン州での大統領予備選挙出馬を禁止するというシーナ・ベローズ州務長官の決定に上訴した。
トランプは、ベローズ州務長官は偏見を持った意思決定者であり、出馬を禁止する法的権限はなく、「複数の法的ミスを犯し、専断的で気まぐれな行動を取った」と主張し、メイン州裁判所に上訴した。ベローズは12月28日、トランプは憲法修正第14条第3項により出馬の資格がないと裁定した。同条項は、憲法に宣誓を行った後に反乱に従事した人物が公職に就くことを禁じている。
「たとえメイン州の法律が州務長官に、(実際そのようなことはないが)修正第14条第3項によりトランプ大統領の出馬に異議を申し立てることを検討する権限を与えたとしても、州務長官は第3項を適切に考察することができておらず、その際に法律問題として判断を誤りました」とトランプは上訴で述べた。
上訴では、第3項は「他の法令を待たずに施行されず、議会の立法を必要とする」としている。加えて、トランプは「合衆国の職員」ではないので前大統領には適用されないと主張している。
コロラド州最高裁は12月19日に、トランプに出馬資格はないとしていた。コロラド州共和党は先週、判決を米国最高裁に上訴した。