<引用元:FOXニュース 2021.1.30>
「ワシントンとそれ以外の場所では非常に大きなずれ」
ドナルド・トランプ前大統領は退任して以来、実際のところ政治的影響力を――失ったのではなく――獲得していると、ある政治評論家が29日に主張した。
ポリティコの記者であるタラ・パルメリの見解は、ワシントンD.C.エスタブリッシュメントと主流メディアでの多数の予測とは正反対だ。
パルメリはMSNBCの番組出演中にこう話した。「人々はトランプに反対することは何も聞きたくないと思っています。実際彼は、メディアから距離を置けば置くほど、ますますこのような殉教者、共和党にのしかかってくる人物となるのです」
実際にワイオミング州のような場所では、前大統領のために展開される「反対運動」が起きており、そうした場所でトランプは州の共和党幹部議員のリズ・チェイニー下院議員よりも「はるかに人気が高い」と、パルメリは述べた。
パルメリは、マット・ゲイツ(共和、フロリダ)議員が主導した反チェイニー集会を取材した際に、チェイニー議員がトランプ弾劾に賛成票を投じたことに関してカウボーイの州(ワイオミング)の地元住民と話した後でその結論に達した。
「私は実際にチェイニーを擁護する人物を探そうと骨を折って努力したのですが、全く見つかりませんでした。彼女はそれほど知名度がありませんでした。チェイニーであるにしては・・・つまり、ホームセンターで彼女の名前を言ったのですが、誰かが脅迫の言葉を叫びました」とパルメリはMSNBCに語った。
パルメリが有権者から聞いた「圧倒的な」総意は、チェイニー議員が投じた弾劾賛成票は「ワイオミングのための投票ではない」、「従って彼女は辞めるべきだ」というものだった。
彼女はそれから、D.C.で真実として認識されていることと、ワイオミング州シャイアンで真実として認識されていることとの間にあると思われるずれについて説明した。パルメリは、地元住民がマスクを着用せず、コロナウイルスのワクチンに不信感を示し、パンデミックによる報告された死亡者数は「誇張」されていると主張し、2020年大統領選挙は正当なものでなかったし1月6日の議事堂暴動はアンティファによる「やらせ」だと考えていることに触れた。
「私は彼らが非常に不信感を抱いていることを残念に思います。別の世界のようにも感じますが、それが現実のことであり、無視できない事だと思いますし、その場に行って見ることができて本当に良かったと思います。というのは、ワシントンとそれ以外の場所では非常に大きなずれがあると思うからです」とパルメリは語った。
ワイオミング州でのことについて彼女はこう続けた。「多くの人は、自分たちは共和党というわけでなくいわばトランプを支持しているのだと言いました。そういうことです・・・支持基盤は本当にさらに強くなっていると思います。弾劾となればさらにトランプは強力になるでしょう―つまり弾劾判決が出ればという意味ですが」