<引用元:ニューヨーク・ポスト 2020.10.20>
2016年に唯一の正確な全国世論調査の1つと評価された世論調査で、トランプ大統領と民主党挑戦者のジョー・バイデンの間の争いが、急激にひっ迫していることが分かった。
20日に発表されたインベスターズ・ビジネス・デイリー(IBD)の追跡調査の結果では、バイデンは有権者の間の支持率が、トランプの45.8パーセントに対してわずか2.3パーセント差の48.1パーセントとなっている。
連日の調査には、緑の党とリバタリアン党の候補者も含まれ、10月12日に開始されたが、11月3日の選挙当日に向けトランプの支持が増加しバイデンの支持が減少しつつある。
わずか1週間前の10月13日の調査で、バイデンのリードは8.6パーセント・ポイントだった。
IBDは、トランプが無党派の中で差を縮めており、バイデンの民主党内での支持よりも強力な支持を共和党の中で受けていると述べた。最新の調査で、バイデンは民主党の中で90パーセントの支持を得ており、一方トランプは共和党の中で94パーセントの支持を得ている。
しかしIBDは、トランプは2016年の勝利を支えたグループである、高齢の有権者と郊外の人々の間で遅れを取っていると述べた。
インベスターズ・ビジネス・デイリーは、世論調査に特化したニュースサイトのfivethirtyeight.comで「A/B」評価を受けており、広く信頼できる世論調査と見なされている。
2016年に、IBDの世論調査は、トランプの勝利を予測した数少ない調査の1つだった―その勝利は、油断していたほとんどのメディアと政治評論家にとって、衝撃の番狂わせとなった。その2016年の最終の調査では、トランプが1.6パーセント、リードしていた。最終的にトランプは、ヒラリー・クリントンに一般投票では2.1ポイント差で負けたが、多くの州で辛勝したおかげで、選挙人団では304対227で勝利した。
リアルクリアポリティックスの最近の全国世論調査平均では、バイデンが7.6パーセント、リードしているが、多くの激戦州ではもっと接戦になっている。トランプ支持者は、公には支持を認めないが投票には現れる「無言の有権者」が多いと考えている。
バイデン陣営は17日にメモを公表し、トランプが「依然として選挙に勝つ」可能性があり、複数の接先週では「互角」だと警告した。そうした州では、現職大統領は連日大規模集会を開催しており、バイデン陣営はCOVID-19パンデミックの中で、最近草の根活動に乗り出した。
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