<引用元:ワシントン・フリービーコン 2020.8.25>
ドナルド・トランプ大統領は23日、中国は共産主義国である同国が台湾を侵略しようとしたら「私が何をやろうとするか分かっている」と述べた。
「それはとても大きなテーマだ。とても強力なテーマだが、中国は私が何をやろうとするか理解していると思う」とトランプはFOXニュースに語った。
トランプのコメントは、北京が力を誇示する中でトランプ政権が最近その島国との関係を緊密にしようと推進する中でのものだ。
今月初め、アレックス・アザール保健福祉長官は台湾を訪れ、民主主義国である台湾との経済・安全保障協力を深めることについて話し合った。アザールは1979年以来で同国を訪問した最高位の米国高官だ。
アザールの訪問は、米国の台湾へのドローン販売合意と、台湾の蔡英文総統からのワシントンとの自由貿易協定についての取り組みの再付託という結果に終わった。
「台湾と米国との関係はこれまでで最も近い。台湾は自由と民主主義の最前線にある」と蔡は今月初めに語った。
中国は台湾に対する主権を主張しているが、米台協力に対して繰り返し反対の扇動を行っており、台北への武器販売に制裁措置を取り、台湾の領空に戦闘機を送っている。
中国の習近平主席の指導の下、北京は近隣の領地を奪取しようという取り組みを倍加させており、自己統治の原則を頻繁に犯している。中国の軍隊は最近、上陸作戦実行能力を向上させており、専門家の中には台湾侵略の準備である恐れがあると警告する声もある。
ワシントンは台湾が侵略された場合に支援するよう条約で縛られていないが、米海軍の艦隊は台湾を中国と隔てる台湾海峡で航行の自由作戦を複数回実施しており、台湾の利益を米国が守る準備があることを示すとも取れる動きだ。
中国が米国とその同盟国に対する侵略を継続する場合、トランプ大統領は完全な「デカップリング」を検討すると23日に述べた。