<引用元:デイリー・コーラー 2020.7.27>
ドナルド・トランプ大統領は、医薬品企業のモデルナとファイザーが製造するコロナウイルスワクチンに大幅な進展があったと発表した。
トランプは27日ノースカロライナで、モデルナの開発中ワクチン候補が既に第3段階の治験―政府のオペレーションワープスピード構想の下で実施中―を開始したと記者団に語り、「スピードに関してこのようなことはかつて、近いものさえなかった」と述べた。大統領は、約20億ドル相当のワープスピード契約を獲得したばかりのファイザーが、今週末に候補ワクチンの第3段階の治験を開始する計画であると付け加えた。
「我々はワクチン開発にかかる時間を数年短縮させた。安全性を維持しながらそれを行った」とトランプは続けた。
大統領はさらに、フジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズのイノベーションセンターで話し、政権がテキサスA&M大学にあるフジフイルムの施設のワクチン製造能力を「劇的に拡大」するための契約を2億6,500万ドルで結んだと発表した。
この数日トランプは、年末までに数億回分のワクチンを生産するためのワープスピードと政権の探求に対する称賛に力を入れている。大統領は先週、政権はワクチンを無料で国民に提供すると述べた。
トランプは、マスクのコロナウイルス拡大防止能力について質問を受けた際にも、より真剣な態度を取った。
「社会的な距離を保つことができない場合には全ての人がマスクをするようお願いしている。マスクが好きでも嫌いでも、効果はある。効果があるなら得られる物は何でも必要だ」とトランプは、7月21日にホワイトハウスの会見室で記者団に語った。