<引用元:ブライトバート・ニュース 2020.2.27>
AP通信のファクトチェックはブライトバート・ニュースが今週初めに報じた内容を認めた。ドナルド・トランプ大統領がコロナウイルスと戦うために必要とされる予算と人材をカットした、と民主党大統領候補者が虚偽の主張をしているという内容だ。
25日にブライトバート・ニュースは、サウスカロライナ州での民主党討論会でのマイク・ブルームバーグ元ニューヨーク市長による「大部分が誤り」の主張をファクトチェックした。ブルームバーグは、トランプがホワイトハウスのパンデミック専門家を「クビに」し、疾病対策センター(CDC)への「予算を打ち切った」と主張した。コロナウイルス蔓延はトランプのせいだという含意だ――しかも米国ではわずか十数件の感染例しかなく死亡者はいないというのに、だ。
真相は、パンデミック専門家は肥大化した国家安全保障会議(NSC)の再編成中に自発的に辞任したのであり、CDCの予算カット――CDCがエボラ対策を段階的に縮小させていた中でのこと――は提案されただけであり、成立されていなかった。
APは27日、「AP FACT CHECK: Democrats distort coronavirus readiness(APファクトチェック:民主党はコロナウイルス対応を歪曲)」と題した記事で、民主党がコロナウイルスに関してトランプに投げかけられた疑問について言っていることの大部分は全く事実ではないと認めた。
APのファクトチェック記事はこちらだ。
トランプ政権での変更――再編とCDC削減の提案――は、エボラ危機が収束する中で延び延びになっていた。まさにそのタイミングで新たな公衆衛生上の危機が浮上したのは運が悪かった。
だがトランプ大統領が、その時点では広く批判を浴びたものの1つの重要な形で手順から逸脱したことは幸運でもあった。つまり中国からの渡航を遮断したことだ。APは通常行われることではないとしているが、大統領はより大きな流行を防ぎ、対応の準備を行い国民を教育するための貴重な時間を政府にもたらしたと言えるだろう。