<引用元:ワシントン・エグザミナー 2020.4.27>ワシントン・シークレット論説
中国が、コロナウイルス感染拡大が始まる中でそれを世界に隠したことで、民主党と共和党は今一致して共産主義国を懲らしめ、持ち出されていた米国の雇用を国内に取り戻したいと考えている。
怒りは非常に大きく、マクラフリン&アソシエイツの最新調査では有権者と思われる人々の4分の3が、米国の中国との貿易関係を反故にしたいと考えている。
当初コロナウイルスの総称がどうして「中国ウイルス」や「武漢ウイルス」と表現されたかをめぐり、政治的な争いがあったにもかかわらず、調査では中国がウイルスに関してうそをつき、減速のために使用できたはずの重要なデータを共有しなかったことを、米国人が認めていることが分かった。
また、さらに重要なことに、米国人は重要な製造業を中国に送る米国の慣習と、中国の技術と医療用品への依存を終わらせたいと考えている。
「パンデミックによって、団結の必要性、経済回復のための米国国内生産能力の受け入れ、そして中国が独自の地政学的な計略を進めるためにCOVID-19の余波を利用しようとしていると認識する必要性について、党派を超えた歴史的意見の一致が造成された」と、ジョン・マクラフリンとジム・マクラフリンは調査分析の中で述べた。
トランプ大統領は中国との貿易の競争の場を平等にしようと動いてきたが、調査結果は、貿易赤字を縮小させ、北京に奪われた製造業を取り戻すことに強い支持があることを示唆している。
またウイルス危機を受けて、中国に対する政権の不信を、米国人の大多数が骨身に染みて感じたことも分かった。
不動産開発業者・起業家であり、ニューヨーク州オールド・ベスページのミュージアム・オブ・アメリカン・アーマー創設者であるローレンス・キャディッシュが実施し、ニュースマックスで報道された調査では、70パーセントが中国は世界の保健当局者から重要なデータを隠蔽したと考えていることが分った。共和党の約84パーセントと民主党の58パーセントが同意した。
米国がマスクのような医療用品を中国からの輸入に依存することを抑制したり、やめたりすることについて尋ねると、75パーセントが賛成した。トランプ支持者は圧倒的に支持しているが、反対者も同様だった。分析では、「大統領の業績を支持しない人の65パーセントと、民主党の62パーセントが中国依存を終わらせたいと考えている」としている。
また大多数は、「絶対に不可欠な」製品と技術を持つ米国企業は中国に別れを告げ、米国で雇用を生み出すために税制上の優遇措置と税額控除を与える必要があることに賛成だった。全体では72パーセントが賛成であり、民主党では57パーセント、共和党では84パーセントという内訳だった。