<引用元:ワシントン・フリービーコン 2019.9.6>
ワシントン・フリービーコン編集主任のビル・ガーツは6日、中国は「別の大統領」を望んでいるため2020年大統領選挙を目前に米国の足を引っ張ろうとしていると述べた。
「彼らはすでに農業州で活動している。トランプを弱体化させるためにウィスキー産業に働きかけている。彼らは別の大統領を望んでいる」とガーツは6日、FOXニュース・チャンネルのタッカー・カールソン・トゥナイトで話した。
ガーツは自身の新著「Deceiving the Sky: Inside Communist China’s Drive for Global Supremacy」について話し、中国は米国の選挙だけでなく、全世界での米国のリーダーシップに対して深刻な脅威となっていると説明した。彼は、中国がさらに軍事・経済力を蓄積しているのに、気候変動が最大の「存続を脅かす危機」だとしている民主党大統領候補者は間違っていると主張した。
「アメリカの意志、政策の中心点、またその脅威を軽減しようという取り組みを奪おうとしている。我々は現実に困難な状態にある。中国は前進中だ」とガーツは話した。
ガーツは、中国の習近平国家主席が実際、重要な戦略地域で米国の前に中国を割り込ませていると述べた。
「習は鄧小平の昔の政策を転換した。それは『チャンスを待って能力を高める』というものだった。彼らは今我々の前にいる。彼には中国の夢というものがあるが、実際は中国共産党の悪夢だ。この一帯一路を行っているが、世界中での軍事・経済拡張を偽装したものだ」とガーツは話した。
中国を開放させ、「無害な自由市場、開かれた制度」に変えるよう「関与」するという米国の政策はギャンブルだったが、「完全に失敗した」とガーツは主張した。彼は、ビル・クリントン政権の時代に中国が米国との軍事協力を増やし、核機密を盗んだことを指摘した。
「彼らは結局米国の配置する全ての弾頭に関する核機密を盗んだ。その技術はその後パキスタン、イラン、北朝鮮、またその他の場所に広がった。我々は彼らのミサイルに協力し、そのミサイルが今我々の都市に狙いを定めている。彼らは数々の長距離、短距離、中距離ミサイルを持っている。これは問題だ」と彼は話した。
ガーツの報道によると、中国当局はトランプの再選のチャンスを潰すために、高度な4方面からの影響力戦略を指示している。さらにトランプ政権高官は、中国が米国政府のネットワークにサイバー攻撃を継続していることを公に認めている。