<引用元:FOXニュース 2019.8.8>
「腐敗」「詐欺」。2016年の大統領選挙間際に起きた司法省内の不正な反トランプ活動を示す証拠が浮上。
司法省高官のブルース・オーが、元英国スパイのクリストファー・スティールと接触していたことを浮き彫りにする新たな文書は、2016年の司法省にとって厄介な最新の進展だ。
そう主張するのは、上院司法委員会の委員長であるリンゼー・グラム上院議員(共和党・サウスカロライナ)であり、8日の「ハニティ」では、その年の米国大統領選挙の間に同省で重大な腐敗があったと考えていると述べた。
「我々はこんなふうに考えている。トランプ大統領に反対し、ヒラリー・クリントンを支持する司法省の最高レベルでの組織的な腐敗、だと」とグラムは話した。
司会のショーン・ハニティはグラムに、トランプ陣営の元補佐官であったカーター・ページを監視するための外国情報監視法(FISA)令状に関して、高官らが「故意に嘘をついた」のかどうか質問した。
「せいぜいえることは、彼らが無能だったということだ。最も可能性の高い結論は彼らが成果を欲しがっていたということだ」
グラムはこう続けた。「『保険』とはここで我々が目にしていること、トランプ陣営へ踏み込むことだと思う。カーター・ページに対するFISA令状は詐欺だと考えている。防諜捜査こそ我々が非常に入念に調査すべきものだ」
8日の夜、FOXニュースが入手した新たな公開記録によって、FBIが2016年11月の大統領選挙のすぐ後で、スティールの偏向を公式に文書化しておきながら、複数のFISA裁判所令状の申請更新にスティールの未検証の文書を利用し続けたことが分かった。
文書は、ジューディシャル・ウォッチが最初に取得したものだが、2016年11月にスティールが許可なくメディアと接触したことで解雇されてから少なくとも6カ月の間、司法省高官のブルース・オーがスティールと接触を続けていたことも明らかにしている。
オーに対するFBI聴取の要約、いわゆる302は、スティールがドナルド・トランプが大統領に選ばれないよう「必死」だったことを、オーは2016年9月――トランプ陣営に対する最初の監視申請の1カ月前――までに知っていたことを示している。
問題に近い筋はFOXニュースに、「このことは司法省高官に証人・情報源が極端な偏向を持っていたと通告する効果を持っていた」と述べた。――にもかかわらずFISA令状申請は2016年10月に複数回の更新が許可された。
ハニティ―とのインタビューでグラムは、もし共和党の工作員がスティールと同じように行動していたら、そのニュースはいたるところで報道されるだろう、と主張した。
「テレビをつけることもできなかっただろう」と彼は話した。