<引用元:ワシントン・エグザミナー 2019.6.26>
米軍は25日、米国メキシコ国境に派遣された中に含まれる2人の兵士が、国境を越えようとして溺れている移民女性とその子供を救助したと発表した。
米国北方軍によると、サミュエル・ミュラー中尉とマイケル・マシューズ二等軍曹は、税関国境警備局(CBP)を支援する起動偵察チームに所属している。
マシューズは、テキサス州エルパソ近くの運河で女性とその子供がもがいているのを見ると水に飛び込んだ。ミュラーはCBP職員が到着するまで自分のシャツを救命索として使い、彼らに救命ロープを投げた。事故で負傷者はいなかった。
「私のチームリーダーは、決断力を持ってためらわずに行動しました」とミュラーは話した。「彼は女性と子供を助けるために、制服とブーツのまま運河に飛び込んだのです」
「女性と子供が無事でうれしいです。米軍とCBPの合同チームにとっての偉大な勝利だったと思います」とマシューズは語った。
「我々は、CBP部隊が国境を越えようとする移民に確実に先頭を切って対処できるようにするという非常に明確な指示を受けているが、私は兵士たちに、人命の危機を感じる時にはどのような場合も救助することが許可されていると明確に伝えている」と、第89騎兵連隊第3騎兵大隊のウィル・キャンダ中佐は述べた。
米国は、国境を越えようと試みる移民が増加していることを受けて、現役勤務の兵士と州兵を南部国境に展開している。
テキサス州のグレッグ・アボット州知事は先週、さらに1,000名の州兵を国境に送っていると発表した。
「この3週間だけで4万5,000人以上が国境を越えようとして逮捕されているため、これは必要なことだ。また彼らは世界中から――52の異なる国からやってきている」と知事は述べた。