<引用元:ワシントン・フリー・ビーコン 2019.5.22>
トランプと国家安全保障チームの分裂を図り、イランと堅固に歩調を合わせるチーム・オバマ
オバマ政権元幹部の一団とその仲間の議員は、イラン政権高官の発した反トランプ的論拠拡散のために活動している。消息筋はその動きを、オバマの親イラン・エコーチェンバーが、ドナルド・トランプ大統領と国家安全保障チームを分裂させようとする取り組みの一環だとしている。
米国とイランの間で緊張が高まる中、民主党幹部は、そもそも強硬なイラン政権が出した反トランプ的論拠を広く反復していることについての議論に巻き込まれた。
さらに、オバマ政権元高官はソーシャルメディアと他の媒体を使って、テロリズムに対する世界的な支援と、争点となっている核技術の確立のための取り組みを継続している点についてどこまでイラン政府を追及するのかをめぐり、トランプがタカ派のジョン・ボルトン国家安全保障担当補佐官と対立しているという話を推進しようとしてきた。
この話をメディアに推進しようとする取り組みは、トランプとイランのザリーフ外務大臣との間の舌戦を受けて勢いを増したが、消息筋によると同外相は、民主党幹部議員とそのオバマ政権の仲間に接触していたと言われている。
ザリーフがボルトンと他の国家安全保障高官のことを「Bチーム(補欠選手の集まり)」と呼んだ数日後、オバマの元側近のベン・ローズとコリン・カールは、トランプを非難する一連の投稿の中でこうした言い回しを繰り返した。ローズとカールは親イラン「エコーチェンバー」を作り上げた人物として最もよく知られており、それを利用して画期的な核合意という表現で議会と米国民は欺かれた。トランプはこの合意を昨年破棄している。
ワシントン・フリー・ビーコンがここ数週間報道してきたように、こうした元高官と民主党議員の仲間は、民主党が次の選挙でトランプを破った場合に、米国がイラン核合意に再加入するための支援を確立しようとしていることが最近明らかになった。
テヘランと民主党の直接のつながりがさらに明るみに出たのは、先週上院情報委員会の一員であるダイアン・ファインスタイン上院議員(民主党、カリフォルニア)の携帯電話の写真によって、同議員が核合意の主要立案者であるザーリフと接触していたことが明らかになった時のことだ。そのため彼女の事務所は説明要求の拒絶に追われることになった。
「上院議員が誰と話し、誰と話していないかについてはコメントできない」とファインスタインの報道官はポリティコに答えた。
イランの議論にかかわる複数の高官は、民主党幹部がイランの反トランプ脅迫を助長し続けていることに衝撃を示した。彼らは、元高官とその仲間のネットワークが、たとえ対立状態にあるイラン政権に味方することを意味するとしても、トランプを倒すためならどんなことでも行うと見なしている。
(以下略)