<引用元:ワシントン・エグザミナー 2019.5.23>
トランプ大統領はウィリアム・バー司法長官に、トランプ陣営とロシアのつながりの疑惑に対する連邦捜査の発端に関連する「情報を機密解除するための十分かつ完全な権限」を与えた。
動きは、トランプが「捜査官を捜査」するために真剣に取り組んでおり、バー長官を協力的で優秀な人物と見込んだことを示す今までのところ最も強い兆候だ。長官は先月、トランプ陣営に対して「スパイが行われた」と述べ、民主党を苦しめた。
ホワイトハウスは23日に複数の政府機関に覚書を通達し、バーの捜査への協力を指示した。それには中央情報局、国防総省、国務省、国家情報長官、財務省、国土安全保障省、そしてエネルギー省が含まれる。
「本日、米国司法長官の要求と推薦を受け、ドナルド・J・トランプ大統領は情報機関に対して、2016年大統領選挙中の監視活動に対する司法長官の捜査に迅速かつ完全に協力するよう指示した」とホワイトハウスのサラ・サンダース報道官は声明の中で述べた。
また報道官は続けてこう述べた。「また司法長官は、長い歴史を持つ機密情報取り扱いの基準に従って、この捜査に関する情報の機密を解除する十分かつ完全な権限を委任された。本日の行動によって、全ての米国民が前回の大統領選挙中に起きた出来事、そして取られた行動について確実に真実を知ることができるようになり、公的機関に対する信頼を回復することになるだろう」
捜査によって、共和党捜査団が1年以上のあいだ答えを追及してきた疑問が解明される可能性がある。それには以下が含まれる。FBIの防諜捜査は2016年7月以前に始まっていたのか/ロバート・モラー特別検察官のロシア捜査の範囲/様々な機関による検証がなされていない、トランプのロシアとのつながりに関するみだらな主張が含まれる英国の元スパイ、クリストファー・スティールの文書についての、FBIの利用の全容/仮にあったとして外国の情報機関がどのような役割を果たしたか/ロシアの選挙干渉についての情報機関評価報告に文書を含めるよう強く求めたのは誰か/トランプ陣営に対するスパイまたは秘密の情報提供者の利用の全容/外国情報監視裁判所に関連する問題。
(中略)
週末にかけて、トレイ・ガウディ元下院議員は、FBI情報提供者とパパドポロスとの間の会話記録に「形勢逆転」の可能性を持つ内容があると述べた。マーク・メドウズ下院議員は22日、トランプを声高に非難するシフ議員の同類を有罪にするような、「ショックの余り髪をカールさせるような情報が出てくる」ために、民主党はパニックに陥っていると述べた。
(以下略)