<引用元:デイリー・コーラー 2019.1.10>ジューディシャル・ウォッチ、クリス・ファレル氏による寄稿
2016年9月2日金曜日、1:50PM、連邦捜査局弁護士のリサ・ページは、「秘密結社」の共謀者で不倫相手のピーター・ストラックFBI特別捜査官に、「大統領は私たちがやっていることを全て知りたいと考えている」とショートメールを送り、気付かれないままに腐敗したクリントンのメール捜査に、オバマ大統領が直接関与していたことを暴露した。
ページのメールはストラックに対する返信であり、ジェームズ・コミーFBI長官が見せ掛けの捜査についてオバマに状況説明するための論点を、彼女が準備していたことを裏付けていた。
オバマが2015年に、ヒラリー・クリントンが安全対策が施されていないメールサーバーを使用していたことをどうやって知ったかについて答えた時、CBSのビル・プランテに嘘をついたことが思い出される。オバマは「報道を通じて、他の人が知ったのと同じ時だ」と答えた。
実際、オバマはクリントンの安全対策のない違法サーバー越しに、彼女と18通のメールをやり取りしていた。クリントンのメール捜査についての、司法省監察長官の報告書では、オバマをかばいクリントンの犯罪を最小限にするための隠蔽にコミーが共謀したことをさらに特定している。
監察長官の報告書では、「敵意を持ったアクター」がクリントンのサーバーに侵入したというFBIの評価を要約した、コミーの声明の重要部分について触れている。報告書にはこう書かれていた。「バラク・オバマ大統領は、クリントンが自身のclintonemail.comアカウントを使用して直接連絡していた13名のうちの1人だった。他の政府高官と同様に、オバマは自身の公式な政府のメールアカウントで、偽名を使用していた」
報告書では、その重要な箇所は、「クリントンが国外の敵対国の領土内にいる間に、オバマ大統領とのメールのやり取りに個人のメールを使用したことを引き合いにしていた」としており、「この引用はその後『別の政府高官』に変更され、最終的には削除された」と書かれていた。
1973年のウォーターゲート事件で、テネシー州の共和党のハワード・ベーカー上院議員が「大統領は何を知り、いつそれを知ったのか?」と尋ねたのは有名な話しだ。
アメリカ国民は、オバマに関してもまさしく同じ質問に対する法的な回答を当然得るべきだ。前大統領はこうした問題についての精査を巧妙に避けた。共和党議員による調査はもはや終わりだ。ナンシー・ペロシ下院議長が、そうした一連の調査に従って更に取り組むことを許可する見込みはない。
バー氏が新司法長官に就任する時、同氏はクリントンのメール捜査に関してオバマが知っていたことと行動、そしてその後、コミー、マッケイブ、ストラック、ページ、オー、イエーツなどの、FBIと司法省の同じ「ダーティ・コップ(汚職警官)」が画策したトランプへのぬれぎぬ工作を徹底的に追及する必要がある。
今のところ、オバマ政権の犯罪隠ぺいはうまく行っている。デビン・ニューネス、ボブ・グッドラット、トレイ・ガウディと言った議員は、それぞれ手掛かりを追求し、実質的な犯罪行為と不正を暴いた。彼らはまた、FBIと司法省から、突き詰めれば、結果を考えずに、蔑みを込めて「くたばれ!」と言われたも同然だった。
オバマとホワイトハウス高官(例えばロバート・モラーの元首席補佐官、リサ・モナコ)、キャサリン・ルエムラー(問題のあったアンドリュー・ワイスマンのエンロン対策委員会出身)、スーザン・ライス(ベンガジ事件で何度も嘘をつき、トランプ就任日に悪名高い『自分に対するメモ』を書いた人物)、そして司法省・FBI内部の「ダーティ・コップ」共謀者は、以下のように多くの方法で自分たちの権限を乱用するべく不正に共謀した。
- 通信インテリジェンス収集によって米国市民の身元を大規模に「開示」
- シェリル・ミルズのようなクリントンの世話役に対するコネによる訴追免除
- クリントンがスポンサーとなり外国のアクターから購入した偽の「政敵調査」を根拠として、外国情報監視法の令状を不正に取得
- トランプの選挙陣営・移行チーム・政権にFBIが違法に攻撃的浸透を実行するのを禁止する法律を回避する目的で、米国に対する防御的捜査を「逆輸入」するため、外国の対諜報事件(つまり、カーター・ページ、ステファン・ハルパーなど)を画策。
モラーの捜査(コミーの独善、復讐、機密情報の不正リークの所産)は、ロシアの共謀を暴くという特権に一致する起訴や判決が1つもないままに進行している。モラーは証拠がないところをくまなく綿密に探している。
バーが司法長官として最初に指示すべきことは、司法省とFBIに説明責任と誠実を取り戻すことだ。出発点として、オバマが何を知りいつそれを知ったかを立証することから着手すべきだ。――なぜなら、「大統領は私たちがやっていることを全て知りたいと考えている」という明確な証拠があるからだ。
クリス・ファレルはジューディシャル・ウォッチの調査研究部長であり、役員の1人。元軍情報局員、元米国陸軍対諜報特別捜査官。