<引用元:サラ・カーター 2018.9.6>
トランプ陣営で短期間ボランティアスタッフを務めた人物に対するFBIの監視を許可した外国情報監視法による令状は、大幅に黒塗りされているが、共和党議員はこの機密指定を解除するようトランプ大統領に呼びかけた。彼らが求めているのは、他の機密文書や補足資料に加えて20ページのFISA文書であり、トランプ陣営とロシアの共謀疑惑に対するFBIによる捜査の取り組みについて彼らが続ける捜査に対して、司法省が提供を差し控えているものだとしている。
(中略)
トランプ大統領は今後数週間のうちに文書を公開するだろうと予想されると、消息筋はSaraACarter.comに伝えている。当ニュースサイトは5日、適切な監督に必要とされる文書について司法省が妨害しておりそれらを提供していないという議員の不満が、大統領の耳に入っていると報じた。
またこの1カ月で議員は、オー氏がスティール氏の裏ルートの役割であったことを掴んだ。そのスティール氏は2016年の夏にジャーナリストに自身の文書についての情報を提供していたことが発覚し、FBIの秘密の情報源としての立場を外されていた。
未検証の文書は、FBIがトランプ陣営で短い期間スタッフを務めたカーター・ページに対する令状を取得するため、裁判所に提出する証拠として使用したものだ。FBIはページに対して最初の令状を取得してからその後3回の更新許可を受けていたが、2017年春の最後の更新の署名をしたのはロッド・ローゼンスタイン司法副長官だった。議員の話では、ローゼンスタイン氏の関与は重大な問題を提示するものだという。というのも同氏が最後のFISA令状の許可したということは、裁判所に必要な情報を提示しないまま令状を許可させることになったそれまでの全ての令状を確認できたということになるためだ。
だが議員、特に下院情報特別委員会、また監視団体のジューディシャル・ウォッチは、この1年で取得した山のような資料の中から、FBIがFISC裁判官に無罪を証明する重大な証拠を提供しておらず、申請とFBIの捜査のやり方に大きな食い違いがあることを発見した。
議会捜査の第一線に立ってきたジム・ジョーダン下院議員(共和党、オハイオ)はこう話した。
「文書がこの全ての鍵を握っていたのであり、FBIは全てを、アメリカ市民をスパイし、トランプ陣営をスパイするための令状を取得するために裁判所へ行く前から、全てを分かっていた」
「彼らは誰がその文書のためにお金を払ったのか知りながら、裁判所にはそれを伝えなかった」ジョーダン氏は、裁判所に渡されなかったもう一つの重大な情報は、「トランプが選挙に当選することを文書の作者(スティール)がどうしても食い止めようと躍起になっていた」ことを、FBIがオー氏を通して知っていたということだったと述べた。
マット・ゲイツ下院議員(共和党、フロリダ)は同僚の議員と一緒に記者会見の時にこう話した。
「大統領、あなたの助けが必要です。・・・継続する捜査の腐敗した根拠、その目的は、正式に選挙で選ばれた合衆国大統領の合法性を認めないというためだけのものです」ワシントン・ポストは5日、アンドリュー・マッケイブ前FBI副長官が大陪審の捜査対象にあることを最初に報じた。マッケイブ氏は、捜査官に対する虚偽供述とマスコミへの情報漏洩のために、3月にジェフ・セッションズ司法長官によって解雇されていた。
ワシントン・ポストによるとワシントンDCの検察は大陪審を招集し、マッケイブ氏が指揮していた捜査での同氏の関与と、マッケイブ氏のことを「誠実さに欠き」捜査官に対して正直でなかったと報告したマイケル・ホロウィッツ司法省監察官による痛烈な報告に対して捜査を進めている。
ホロウィッツ氏はマッケイブ氏を連邦検事局に送致していた。
(強調フォントは当サイトによるもの)