<引用元:ザ・ヒル 2018.11.21>
マーク・メドウズ議員(共和党、ノースカロライナ)は20日、下院共和党が12月5日に、ジェフ・セッションズ前司法長官がクリントン財団による不正とされている問題を調査するために任命した検察官から、証言を聞く予定であると発表した。
メドウズは、下院行政活動監視小委員会の委員長であるが、Hill.TVの「Rising」に対して、クリントン財団が不正行為に従事していたかどうかについてジョン・ヒューバー連邦検事が司法省と取り組んでいる捜査に、「(しばらく時間を掛けた後に)戻る」時期に来ている述べた。
同議員は21日のインタビューの中でHill.TVにこう答えた。
「(ジョン)ヒューバー氏は司法省とFBIと共に捜査を行ってきた。少なくとも彼の職務にはクリントン財団のことと、その慈善財団の不正な活動に関して何が行われて何が行われなかったのかを調査することが含まれており、それで我々は12月5日に公聴会の日程を定めた」メドウズは、同財団を取り巻く数多くの懸念を、委員会が詳細に調べるつもりだと述べた。それには個人的利益のために免税が行われているかどうかや、財団がIRSの法律を順守しているかどうかも含まれる。
セッションズは昨年、司法省と協力してFBIでの不正についての保守派の主張を調査し、クリントンを取り巻くいくつかの問題を検証するために、ヒューバーを任命した。これには、ヒラリー・クリントンとロシアの原子力機関とのつながりと、クリントン財団についての懸念事項が含まれている。
ヒューバーの活動は謎に包まれたままだ。ホワイトハウスは、セッションズが議会に対して、自身の任命した人物が共和党の懸念事項に対処すると話した内容のほか、ほとんどの情報を公開していない。
だがメドウズの話では、委員会はヒューバーが議会に調査結果について最新情報を報告すべき時期がきたと考えており、ヒューバーが公聴会での証人の1人となると考えているということだった。
メドウズはまた、クリントン財団をめぐる不適切な問題についてさらなる情報を持つ可能性のある内部告発者からも、証言を確保しようとしているとも言った。
メドウズはこう話した。
「我々は今、数名の内部告発者から協力を得ることに取り掛かっているところだ。それはクリントン財団とその周辺で重大な不正が行われているという、大きな可能性を示すものだ」一方で財団はいかなる不正についても繰り返し否定してきた。
この動きは、1月に民主党が下院を取り戻す前にクリントン財団周辺の懸念を追求しようという、下院共和党の瀬戸際での試みを示すものだ。
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