<引用元:ジューディシャル・ウォッチ プレス発表 2018.4.25>
ジューディシャル・ウォッチは本日、ヒラリー・クリントン元国務長官の新たに発覚したメールから281ページを公開した。それらは安全でない、非「state.gov」のメールシステムでやり取りされていたものである。メールは、2010年から2013年までの日付のもので、その中には機密情報と、クリントン氏率いる国務省とクリントン財団の間の共謀の詳細が含まれている。
10通のメールには秘密の情報源などの機密情報が含まれており、「国防または外交上の利益のため」黒塗りされているが、イスラエルと中東に関わるものである。メールの大部分には、イギリスのトニー・ブレア元首相とのやり取りが含まれている。メールで明らかになったのは、ヒラリー・クリントン氏が、イスラエル・アラブ紛争についての機密で注意を要する交渉を、自らの安全でない民間のサーバーで行っていたということだ。
(中略)
クリントン財団のマラウイでの事業には、クリントン財団が所有する「営利目的の農業関連企業が関わっており」、貧困にあえぐ国で「7200エーカーの商業農地を運営するTukula Farming Companyもその1つ」だ。
他のメールでは、ビル・クリントン氏が国務省とクリントン財団の事業を同時に指揮していたらしいことが分かる。
- 「Burma(訳注:ビルマ、すなわちミャンマーのこと)」という題名の2012年9月のメールで、デサイ氏はジェイク・サリバン(訳注:国務省首席補佐官代理)氏に、ビルマ(原文ママ)でのビル・クリントン氏の打ち合わせについて報告している。デサイ氏は、例えば次のような報告をしている。「WJC(ビル・クリントン氏)はCF(クリントン財団)の事業について触れ、あらゆる面で支援を申し出た。TS(タン・シュエ、ミャンマーの大統領)は、すでにHRC(ヒラリー氏)にWJC財団について要求しており、WJC財団を招き、政府機関と他のNGOと協力してミャンマーで事業に取り組んで欲しいと言っていた。TSはラングーンとマンダレーで事業を展開するようWJCに要請した」同じ日に、アベディン氏はデサイ氏(ccはミルズ、サリバン、ファッチと黒塗りされた3名の人物)に、「Re:彼のリビアとビルマとの会議は大成功だった」というタイトルで、次のように書いている。「HRCはビルマの話を聞くのを楽しみにしています。5時45分に会いましょう。」
- 「Columbia / President Santos」という題名の2012年9月のメールで、デサイ氏とトイブ氏はコロンビアのマヌエル・サントス大統領からの要求について話し合っている。それは、サントス氏がFARC(コロンビア革命軍)のテロリストグループに接触しようと構想していることについて、ビル・クリントン氏に肯定的な話をして欲しいという要求だ。サントス氏はクリントン財団に推奨の言葉を投げかけた。トイブ氏は「確認」すると答え、「ビザの問題」に取り組んでいることにも触れていた。
ニューヨーク・ポストの報道によると、サントス氏の要求は、クリントン氏が、「ボゴタ・カントリー・クラブで行われたPacific Rubialesゴルフトーナメントに飛行機で」向かってしばらくしてからのことだった。「ギアストラ氏も同行しており、コロンビアのフアン・マヌエル・サントス大統領と数ホールを回った」とある。
ジューディシャル・ウォッチのトム・フィットン代表は、こう話した。「ヒラリー・クリントンが機密情報を削除、または隠蔽しようとし、オバマによる任命者であるジェームズ・コミーとロレッタ・リンチが彼女を起訴することを拒否したのは恥ずべきことだ。」「クリントン夫妻が国務省を利用してあっせん収賄を働いていたことは明白だ。アメリカ人は、モラー特別カウンセルによるトランプ大統領に対する捜査に莫大な資源が注がれている一方で、この司法省がクリントン夫妻を起訴することに無関心であるように思えることに憂慮すべきだ」