<引用元:デイリー・シグナル 2018.6.22>
ドナルド・トランプ大統領が、依然として不法移民の家族の離別について批判を浴びる中、22日に大統領に面会した家族がいた。その家族は、不法移民に殺された子供と「永遠に離別」した経験を話し、報道機関に無視されていることを訴えた。
その家族の中の1人、ローラ・ウィルカーソンさんは、2010年に息子のジョシュさんが殺されたことを振り返った。
ウィルカーソンさんは、トランプ氏、政権高官、そして他の13名の不法移民犯罪犠牲者の家族と共に、アイゼンハワー行政府ビルのステージに立ち次のように話した。「息子は残忍なやり方で拷問され、繰り返し窒息させられました。殺された後火を付けられました。息子の最期は残酷なものでした。」
彼らは移民法の強固な執行を支持する「エンジェル・ファミリーズ」の一員だった。
ウィルカーソンさんは自分たちの境遇と、引き離された子供とスカイプで会話できる不法移民の親たちの境遇とを対比させた。
ウィルカーソンさんはこう話した。「ここに立っているみなさん同様、私たちの子供は別れを告げる間もありませんでした。私たちは、5日間とか10日間引き離されるほど運が良くはありませんでした。永遠に引き離されたのです。子供たちに近づきたいと思えば、墓地に行くしかありません。子供と話すことはできません。スカイプはできません」
「みなさんは永遠の離別を知っています。それを他の人たちに伝えてくれないのはマスコミです。永遠です。この地上で2度と会うことはできません。ありがたいことに、天国ではもう一度息子に会うことができるでしょう」と彼女は話した。
トランプ氏は20日、不法に国境を越えて逮捕された親子の分離を停止する大統領令に署名した。
トランプ氏は家族に次のように話した。「国境の安全が守られ、市民が安全になり、今度こそこの移民危機を終結させるまで、私たちは休みません。みなさんの愛する家族の死は無駄にはなりません。」
イベントにはマイク・ペンス副大統領と、今月末で退任予定の移民税関捜査局のトーマス・ホーマン局長代理を含む高官が参加していた。
トランプ氏はこう話した。「この方たちは愛する家族と永遠に引き離されたアメリカ市民です。考えてみるべき言葉は『永遠に』という言葉です。」
21歳の息子、グラントさんを1箱のたばこのために銃で殺害されたスティーブ・ロネベックさんは、報道機関は9/11以降に不法移民に殺害された何千ものアメリカ人のことを無視し、事実上休みなく不法移民家族の分離について報道しているとして批判した。
ロネベックさんは次のように話した。「こういった話を聞くことがないでしょう。マスコミの中にはそれについて話をしないところもあります。マスコミが大統領、副大統領、ホーマン局長代理、法執行機関のみなさんと同じだけの誠実さを持っていたら良いのにと思います。」
マリー・アン・メンドーサさんの息子――アリゾナ州メサ、ブランドン・メンドーサ巡査部長――は、法定基準の3倍の血中アルコール濃度で運転をしたとされる不法移民による自動車事故で、2014年に亡くなった。
メンドーサさんは次のように話した。「お分かりでしょうが、今後5カ月の不法移民犯罪の犠牲者で、このステージは毎日いっぱいになってしまうでしょう。残念ながら私たちは、不法移民に殺された子供たちや愛する者のクラブのメンバーです。」
「しかし、不法移民による犯罪、レイプ、暴行、ID盗難の被害を受けた人は何十万もいます。こういったことは報道されず、歯止めが効かなくなっています。」