<引用元:デイリー・シグナル 2019.1.17>
米国税関国境警備局(CBP)は、過去に国外退去させられた小児性犯罪者が、他の外国人グループと共に再入国を試みていたところを逮捕した。
CBPのカメラ監視官は1月11日、アリゾナ州サンルイスの通関手続地近辺で、24人が不法に国境を越えて米国に入ろうとしているのを発見した。大部分が中米の家族で構成された移民集団は、当局が対応すると即座に投降した。
グループの中には、Marcos Velasquez-Taperioという37歳のグアテマラ人がおり、2009年にカンザス州フォード郡で未成年者に対する悪質な淫行(indecent liberties:身体的接触の有無を問わないみだらな行為)のために有罪判決を受けていた。32カ月の懲役刑の後、Velasquez-Taperioは本国に送還された。16日に逮捕を発表した税関国境警備局は、Velasquez-Taperioが今回、送還後の再入国で起訴されると述べた。
この逮捕のニュースは、グアテマラのもう1人の性犯罪者であるWilfredo Perez-Aguilarの逮捕直後のことだった。14日に南カリフォルニアの米国・メキシコ国境を越えようとして捕まったPerez-Aguilarは、2005年にケンタッキー州で12歳以下の未成年者に対する性的虐待とレイプで有罪判決を受けていた。
(略)
逮捕のニュースは米国連邦政府が、移民法の執行をめぐって一部閉鎖されている中で起きたものだ。
ドナルド・トランプ大統領は、米国の南部国境の壁のための財源を含む予算を要求している。ところが民主党議員のほとんどは、不道徳で税金の無駄遣いだとして、巨大な壁という考えに断固として反対の姿勢を崩していない。膠着状態は史上最長の政府閉鎖を引き起こし、歩み寄りの兆しは見えない。
トランプは15日の電話会議中に、「民主党が自分でやるべきだと分かっていることをするまで、我々は引き下がらない。行動を共にしよう――我々が勝つ」と話した。