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トランプ陣営に対するFBIの2人目のスパイか?:ロジャー・ストーンが主張

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今年5月、FBIの「スパイ」が2016年の大統領選挙中にドナルド・トランプ選挙陣営に接触していたという事実が明るみに出て、米国では大きな話題となった(参考記事:「トランプ陣営に潜入?FBI情報提供者の謎」)。そして17日、もう一人の情報提供者の疑惑が浮上した。

ワシントンポストの報道によると、トランプ氏の友人であり陣営アドバイザーであったストーン氏に、ヘンリー・グリーンバーグと名乗る人物が接近してきたという。その人物はヒラリー・クリントン氏についてのスキャンダル情報の見返りに、トランプ氏から200万ドル(約2億2千万円)を求めた。しかしストーン氏は、トランプ氏がお金を払うことはないと言って断っていたという。

ストーン氏は弁護士を通じて、下院情報委員会のデビン・ニューネス委員長宛に6月15日付で書簡を送っており、その中でもこの内容を次のように説明している。

ストーン氏は、自分は200万ドルを持っていないし、持っていたとしても政治的な情報のために払うことはないと即座に返答した。グリーンバーグ氏は笑い、ストーン氏のお金ではなくドナルド・トランプ氏のお金を求めているのだと話した。ストーン氏はグリーンバーグ氏に、ドナルド・トランプも情報を買うことはないと伝えた。両者は分かれ、それ以来お互い合うことも連絡を取り合うこともなかった。最も重要なことは、情報のやり取りもなくお互いに何も提供されることはなかったということだ。

さらに書簡ではグリーンバーグ氏の正体に関して次のように主張している。

HPSCI(下院情報委員会)に提供された、グリーンバーグ氏の本当の正体について最近発覚した情報に基づくと、広範な犯罪歴を持つという十分な証拠があり、長年FBIの情報提供者を務めていた。

ワシントン・タイムズの報道によるとニューネス委員長も、グリーンバーグ氏がFBIの情報提供者の可能性があるというストーン氏の話が、正しいものだと認めているという。その報道によるとニューネス氏は次のように話した。

「スパイか情報提供者のようなものであるという要素、または様子が十分あるし、そうであれば大問題となる。なぜかというと私たちのところに知らされていたことではなく、完全に境界線を越えたことになるからだ」

一方ワシントンポストの報道では、グリーンバーグ氏がかつてFBIの情報提供者を17年務めていたことを明らかにしながらも、法廷記録を引用して同氏が2013年後のある時点でFBIの仕事を降りたとし、ストーン氏に接触した時にFBIの情報提供者であったという証拠はないとしている。

5月の報道では、ステファン・ハルパーというケンブリッジ大名誉教授がFBIの「スパイ(情報提供者)」としてトランプ陣営スタッフに近づいていたことが暴露されている。

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