ドナルド・トランプNEWS

ドナルド・トランプ大統領関連ニュース情報サイト

記事翻訳

トランプ陣営に潜入?FBI情報提供者の謎

投稿日:2018年5月13日

<引用元:ウォールストリート・ジャーナル 2018.5.10> WSJ紙論説委員 キンバリー・A・ストラッセル(Kimberley A. Strassel)氏による論説

About That FBI ‘Source’

捜査当局は2016年トランプ陣営に対する明白なスパイ行為に関わっていたのか?

司法省は10日、最近議会との間で繰り広げていた戦いに敗れた。当局は、トランプ氏の選挙陣営に対するFBIの捜査に加わっていた極秘の情報提供者について、下院情報委員会のメンバーに報告することに同意したのだ。情報提供者の名前は公式には確認されていないものの、これまでの報道から推測できる内容には驚くべき内容がいくつかある。

その中には、司法省と連邦捜査局が、明らかに議会による捜査から重大な情報を隠蔽したという話がある。10日の記者会見で、ポール・ライアン議長は単刀直入に指摘した。デビン・ニューネス情報委員長がこの情報提供者の詳細を要求したのは、「完全に適切」であり、同委員会による長期間のFBIに対する捜査の「範囲に完全に適合」するものであり、また「おそらくもっと以前に回答されるべきもの」だったということだ。言い換えれば、当局はこの内容を昨年、議会捜査担当者に引き渡すべきだったが、それどころか故意にそれを隠蔽したということだ。

それでもなお、下院の捜査担当者はある人物の名前を探り出し、ニューネス氏は最近数週間のうちに手紙を出し、詳細を要求する召喚状を出した。司法副長官のロッド・ローゼンスタイン氏の回答は、強気の主張を繰り返すものだった。副長官は、下院が「脅迫」していると非難し、演説の中で「FBIのファイルを検証のために公開することを拒絶すること」が憲法上の「義務」だと主張したのだ。司法省はホワイトハウスに、協力拒否を支持するよう求めた。しかも、あらゆる一流スパイのお手本となるような主張さえし始めたのだ。つまり、この特別なスパイについて詳細を明かせば、「人命の損失」につながりかねないというのだ。

これは死に物狂いの振る舞いであり、これらのファイルに何があるにせよ、FBIにとって極めて厄介なものであると結論付けられるのは明白だ。

捜査当局にはすでに説明すべきことがある。ワシントン・ポストの匿名の法執行機関当局者によるリークのおかげで、次のことが分かっている。ニューネス氏の要求の対象となっているのは、FBIとCIAの「極秘の情報提供者」であり、その人物は米国市民で、ロシア共謀疑惑捜査に関わっているということだ。政府機関が情報提供者と呼ぶ場合、一般市民であるが、その職業や接点を利用して政府機関のためにスパイ活動を行う人のことを意味する。ゆえに、このことが意味するのは、FBIが秘密にある人物を雇い、非FBIだと信用させてトランプ陣営に何らかの立場で接触するようにしていた、ということだと受け取って良いだろう。

これはスパイ活動をしていたということになり、極めて当惑させることだ。電子的な監視を行っていたことは、すでに明らかであり、それだけでも十分悪いことだが、さらにそれを大きく上回る問題でもある。オバマ氏の政治任命官は、トランプ陣営幹部の会話を監視するために「身元開示」を乱発した。一方FBIはカーター・ページ氏に対する監視令状を取得するために卑劣な手を使い、外国情報監視裁判所に根拠となる情報の出所がヒラリー・クリントン陣営であったことを伝えなかった。今回分かったのは、トランプ陣営に潜入するために、ジョン・ル・カレ(訳注:スパイ小説家)張りに、スパイによる諜報活動を展開していたかもしれないということだ。

これは、FBIに対してもう一つの大きな疑問を投げかける。いつのことか?ということだ。捜査当局は、2016年7月にジョージ・パパドポロス氏が酒に酔って話したことに関する情報が、防諜捜査の発端となったという話を頑なに堅持してきた。それにしても、この問題に関わっていた者たち(FBI、ジム・コミー元長官、スティール文書の作者)は、その捜査開始の日につながる重要な時点については、怪しいほど曖昧であった。スティール文書がFBIに提供されたのは正確にはいつだったのか?パパドポロス氏の情報が来たのは正確にいつのことだったのか?

また、この情報提供者による活動はいつ行われたのだろうか?というのも、もしあの悪名高いパパドポロス情報の前のことだとすると、FBIは公正ではないということになるからだ。その時点より前に、捜査当局がトランプ陣営をスパイしていたということになる。また同様にFBIは、下っ端の選挙スタッフの軽はずみな言葉とは別のことを根拠にして、行動を促されたということになる。

また、司法省がニューネス氏の召喚に応じない理由として挙げた中には、それによって国際関係を損なう可能性を懸念するというものがあったことも分かっている。これが意味することは、「情報提供者」は外国の者であるか、外国の情報機関とつながりがあるか、あるいはその両方であるということだ。この向こう見ずな企てに、外国人が非常に怪しい役割を果たしていることを考慮すると、それは注目に値することだ。パパドポロス氏の会話を報告したのは、オーストラリアの外交官だった。文書の作者、クリストファー・スティール氏は英国人であり、かつてMI6に所属しており、今でも元スパイのネットワークだけでなくそのスパイ機関ともつながりを持っている。ジョン・マケイン上院議員に文書のことを漏らしたのは、英国の元外交官だった。この「極秘」の情報提供者がこのパズルにどのようにに当てはまるのか、という話は重要な問題となり得る。

情報提供者の名前を私は知っていると思うのだが、私の情報提供者がそれを提供したのではなく、確認することも断られた。ゆえにそれを公開するのは無責任なことになるだろう。だが明白なことは、FBIの2016年の行為については、表面を辛うじてひっかいた程度だということであり、トランプ大統領が可能な限り全てを機密解除するまでは、この国が正確な話を得ることはないだろうということだ。もうバンドエードをはがす時に来ている。

訂正:FBIは下院情報委員会メンバーに、極秘の情報提供者について報告したが、文書を見ることは許可しなかった。この記事の初期のバージョンではこれについて誤りがあった。

-記事翻訳
-, ,

関連記事

クロスファイアー・ハリケーンを「回す」=NYタイムズのFBIトランプ捜査報道

<引用元:ナショナル・レビュー 2018.5.17>アンドリュー・C・マッカーシー氏による論説 NYタイムズは、1つ以上の手掛かりを埋めた 衰えゆくベビーブーマー世代なら、FBIがトランプ・ロシア捜査 …

セッションズ長官、FISA乱用・ウラニウム・ワン疑惑の担当検察官を明らかに

ジェフ・セッションズ司法長官は29日、FISA乱用とウラニウム・ワン疑惑などを含むFBIと司法省の不正疑惑の捜査に当たらせている検察官の名前を明らかにした。今のところ第2の特別カウンセルの任命はないと …

ニューヨークタイムズ、コミーがほぼ完全に間違いだと言ったロシア疑惑スクープ記事を再調査

<引用元:デイリー・コーラー 2017.6.8> FBI前長官のジェームズ・コミーが木曜日の議会証言で、ニューヨーク・タイムズ(NYT)のロシア関連の特ダネ記事の1つに対して異議を唱えた後、NYTはそ …

リークしたコロンビア大学のコミーの友人が証言後に姿を消す

<引用元:ニューヨーク・ポスト 2017.6.8> ブルックリン在住の、あるコロンビア大学教授が木曜日に姿を消したのは、ジェームズ・コミーが上院の証言で、その男がFBI前長官とトランプ大統領の会話を書 …

FISA乱用メモ全文の日本語訳

米下院情報委員会が2月2日に公開したいわゆるFISA(外国情報監視法)メモ(覚書)は、米マスコミとソーシャルメディアで大きな話題となった。 主要メディアの報道では、メモ公開はトランプ大統領がロシア疑惑 …