ロバート・ミュラー(またはモラー)特別検察官は、拡大中のトランプとロシアに関する彼の捜査チームにもう一人の民主党支持者を加えた。
元FBI長官(ミュラー)は最近、ロシア疑惑捜査に取り組むために、訟務長官室の弁護士、エリザベス・プリロガーを採用したと、ナショナル・ロー・ジャーナルが報道している。
プリロガーは、リベラル派の最高裁判事であるルース・ベーダー・ギングズバーグとエレナ・ケイガンの下で書記を務めた経験を持ち、連邦選挙委員会の記録によると、過去にヒラリー・クリントンとバラク・オバマの大統領選挙で献金していた。
9月26日に彼女は250ドルをクリントン陣営に献金した。そして2012年10月3日には同額をオバマ陣営に、そして250ドルをオバマ・ビクトリー財団に献金した。
最高裁で5つの事件を担当した経験を持つプリロガーは、ミュラーのスタッフとして他の13名の元検事と捜査員から成るグループに加わる。その候補者の中にはほぼ独占的に民主党の候補者を支持してきた人物が含まれている。
元下院議長のニュート・ギングリッチのようなトランプ支持者は、そのような選挙陣営への寄付を、ミュラーの捜査がトランプに不利に偏ってしまう証拠として指摘していた。
ミュラーはトランプ周辺に対する広範な捜査を行っていると報道されている。彼は、トランプ関係者が関わるあらゆる疑わしい取引だけでなく、トランプ陣営とロシアのスパイとの間の共謀について調査している。いくつかの報道によると、ミュラーは、トランプがジェームズ・コミーFBI前長官とのやり取りの中で司法妨害を行ったかどうかについても捜査しているとも言われている。
先週CNNが報道したように、少なくともミュラーが採用した人物のうち少なくとも3名は、1988年以来5万3千ドル以上を民主党に対して献金していた。
ジェームズ・クアレルズは、ウォーターゲートの捜査の特別検察官助手を務めたことがあり、ウィルマー・ヘイル法律事務所でミュラーと共に弁護士をしているが、クリントン、オバマ、ジョン・ケリー、アル・ゴア、そしてマイケル・デュカキスなどの様々な民主党候補者に3万3千ドルを献金していた。
ジーニー・リーは、オバマ政権で司法副長官代理を務め、2008年以来民主党に1万6千ドルを献金していた。彼女は2015年と2016年に、クリントン陣営に最高で5万4千ドルを献金した。オバマの2回の大統領選挙には7万3千ドルを献金した。
アンドリュー・ワイズマンは、最近まで司法省の詐欺犯罪の部署のリーダーを務めていたが、2008年のオバマの大統領選挙に2,300ドルを献金し、2006年に民主党全国委員会に2,000ドルを献金した。
トランプ支持者はミュラーの捜査チームが政治的に偏っていることに対して、ますます疑問を呈している。ニュート・ギングリッチ元下院議長は、最も大きく批判の声を上げている一人だ。
ギングリッチは過去にミュラーを称賛していたが、現在彼はミュラーが公正な捜査を行うかどうか懸念していると述べている。 (RELATED: Gingrich On Russia Investigation: ‘The Fix Is In’)
「『ミュラーの捜査に懸念しているか?』と私に尋ねるのであれば、それは私が99.81(パーセント)の法律事務所から来た人物を採用する、97対3(パーセント)の部門に懸念するか?ということでしょう。歴史学者として、もちろん私は懸念します。それで彼が誰を採用したかを見ればもっと悪くなるということです」とギングリッチは最近、デイリー・コーラー・ニュース・ファウンデーションとのインタビューで述べた。