<引用元:ワシントン・タイムズ 2018.4.19>
米司法省の監察官は、FBI前副長官のアンドリュー・マッケイブ氏について連邦検察に送致済みであり、刑事事件として立件するか判断されることになる。
送致について19日に初めて報道したのはワシントン・ポストだったが、マッケイブ氏の弁護士はこれを認めたものの、「不当」であると述べた。
共和党議員は、送致は適切な動きだとし、2016年の大統領選挙中のマッケイブ氏の言動は数多くの疑問を提起するものだと述べた。
監察官は、マッケイブ氏が2016年8月にウォールストリート・ジャーナルにリークしたことについて、繰り返し虚偽の証言を行ったと結論付けていた。リークは、FBIがクリントン財団を捜査中であることを認め、自らが捜査を止めさせようとしてはいないと主張するためのものだった。
マッケイブ氏は後にリークについて尋ねられると、当時の上司であるジェームズ・コミーFBI前長官に嘘をつき、その後リークを捜査していたFBI捜査官と監察官に対しても偽証したのだと、監察官は発表した。
刑事犯罪としての送致は、ワシントンDCの米国連邦検察局に対して行われた。
(中略)
共和党議員はこの知らせを歓迎した。
ノースカロライナ選出で共和党のマーク・メドウズ議員はこう話した。「アンドリュー・マッケイブがFBIの上司に嘘をついたのは1回ではない。2回でもないし、3回でもない。4回嘘をついた。宣誓証言で複数回だ」「ようやく、司法省でのこのような行為に対する説明責任を果たすことができる」
司法省のある元職員は、マッケイブ氏に対して刑事告訴が行われれば、コミー氏は証人となる可能性があり、「困った立場」に置かれることになる可能性があると述べた。
「マッケイブが嘘をついたか、コミーが嘘をついたかのどちらかしかない」とその人物は語った。
コミー氏は今週初めに、そもそも監察官にリークの捜査を依頼したのは自らであったことを明かしていた。
今回の送致のニュースが発表されたのは、議会の共和党保守派のグループがジェフ・セッションズ司法長官に宛てて、刑事手続きに着手するよう手紙で要請してからわずか1日後のことだった。それは、マッケイブ氏、コミー氏をはじめとする多くの司法省とFBI関係者が2016年大統領選挙の中で行った行為に対するものだ。
サラ・カーター氏の報道によれば、共和党議員のグループが司法省に送った手紙では、ヒラリー・クリントン元国務長官やロレッタ・リンチ前司法長官の名前も、刑事訴追すべきリストに挙げられている。