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トランプ暴露本の著者は真偽不明の内容があることを認めている

投稿日:2018年1月6日

スティーブ・バノン氏とたもとを分かつきっかけともなったトランプ大統領の暴露本、”Fire and Fury: Inside the Trump White House”の著者は、すべての内容が真実であるか確信が持てないことを認めている。

暴露本著者 ウォルフ氏

5日に前倒しで発売となったマイケル・ウォルフ氏による暴露本だが、その冒頭で著者自身がその内容の信憑性に重大な疑問を投げかけるコメントを記述していることが、ビジネス・インサイダーの報道で明らかになった。

本の問題の個所の引用は以下の通り。

「トランプのホワイトハウスで起きたことは、お互いに食い違うものが多い。トランプ流に言えば、多くが全く真実でない。こういった不一致、そして真実性の緩みは、それ自体本当にあったことでないにせよ、この本の脈絡の要素である。

私は登場人物たちに自分たちの見解を述べさせて、読者側の判断に任せている場合もある。他の例では説明の一貫性によって、また私が信頼するようになった情報源によって、私が真実だと考える見解を決定した」

既に複数の報道で明かされているように、「トランプ氏が毒を盛られることを恐れてマクドナルドのハンバーガーしか食べない」「セキュリティーの忠告を無視して寝室に鍵を付けさせた」といった細かな内容や、物議を醸すような会話の伝聞などが暴露されている。

トランプ氏はツイッターで、「うそだらけだ」と信憑性を全否定している。


この本で暴露されたスティーブ・バノン氏の発言のために、トランプ氏とバノン氏の関係にひびが入ったことは既に報道されている通りだ。

ザ・ヒルの報道によると、バノン氏側は釈明の声明を準備していたものの、ホワイトハウス側の非難声明が先に出てしまったために釈明自体も取りやめてしまったという経緯があったようだ。

バノン氏は、自身に対する非難声明の報道後もラジオ番組でトランプ氏を「偉大な人物」と評し、その話題自体は避けていた。トランプ氏はこれを受けて「早々に態度を変えた」とコメントしていた。

バノン氏の周辺の人物は、「家族の喧嘩」のようなものでやがて修復するだろうが今回は時間がかかるかもしれないと述べている。

 

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