トランプ大統領は5日火曜日、不法移民の若者の問題は「思いやりの心を持って」何としてでも解決したいと願っているが、バラク・オバマ前大統領が作った違法で危険な恩赦プログラムを継続させることはできないと述べた。
トランプ氏は声明の中で次のように述べた。「一方的に新しい移民法を作るという考えに言及して、オバマ前大統領は『自分だけでできることではない』と認めていながら、まさにそれを実行しました。議会を巧みに回避して、共和国の柱である核心的信条を破ったのです」
トランプ政権はこの日、DACAとして知られているプログラムを停止することを発表した。これは子供のときに米国に来た不法移民が送還を免れるようにするものだった。
トランプ氏は、移民の法律を作ることができるのは議会だけだと述べた。
「行政機関が思いのままに連邦法を書き換えたり、無効化したりすることができるとすれば、原則に基づいた移民制度改革を実現することはできません」とトランプ氏は述べた。
トランプ氏はまた、DACAによって2012年以降米国に来る不法移民の子供が増えたために人道上の危機が起きていると述べた。
「議会は恩赦優先のアプローチを何度も否決しましたが、オバマ政権がDACAを暫定的に実施したために、人道上の危機が急拡大しました。中米から来る未成年の単身者が急増し、中にはMS-13のような暴力的なギャングのメンバーになってしまう若者も出たのです。信頼できる形で移民法を施行しなければ、安全な暮らし、健全な中間層、そして全国民にとっての経済的公正をもたらすことはできません」とトランプは述べている。
トランプ氏は、ジェフ・セッションズ司法長官と他の州司法長官、また法律専門家から「このプログラムは違法であり違憲であるので裁判での弁護も成功することはない」という助言を受けたと述べている。
「それゆえに、最も国のためになるという点から、また政権の果たすべき義務に従って、国土安全保障省は、混乱を最小限に抑えながらDACAから秩序を保って移行し、プログラムの段階的縮小を開始します」とトランプ氏は述べた。「労働許可に対する新たな申請は受理されなくなりますが、既存の労働許可はすべて、本日から2年間を上限に期限が切れるまで有効となります」
トランプ氏は、この問題に対する総合的な解決策を議会で考え出してほしいという考えを示した。
「何にも増して、米国の若者も夢を持っていることを忘れてはなりません。政府の仕事は優先順位を付けることです」とトランプ氏は述べた。「移民制度改革より優先される第一のことは、米国の労働者と家族の雇用、賃金、安全を向上させることです。今こそ議会が行動するときです!」とトランプ氏は述べた。