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福音派の著名トランプ支持者がクリスチャニティ・トゥデイに反論:「政治ゲームに過ぎない」

投稿日:2019年12月27日

<引用元:ワシントン・エグザミナー 2019.12.23

ある著名な福音派のトランプ大統領支持者は、クリスチャニティ・トゥデイが最近トランプの退任を求めたことに対する不満を明らかにし、福音派の道徳基準が福音派に対する政治的な武器にされていると主張した。

作家でラジオ番組司会者でもあるエリック・メタクサス(56歳)は、その有力キリスト教雑誌に対する非難の公開書簡に署名した約200人の福音派著名人の1人であるが、自身が米国での公の発言をますます憎しみに満ちて霊的に陰鬱な性質を持っていると称する問題についての懸念を、ワシントン・エグザミナーに語った。

「とても意味ありげ」

クリスチャニティ・トゥデイは先週、マーク・ガリ編集長が大統領を「極めて不道徳」であり、「道徳的にぼろぼろで混乱した人間のほぼ完璧な例」だと論説で非難し波紋を呼んだ。1998年に同誌がビル・クリントン大統領に対して「不穏当な振る舞いと不道徳な行為」を理由に反対したことを引用して、ガリはさらに「20年前にクリントン氏に当てはめた言葉は、現在の大統領にほぼ完璧に当てはまる」と主張した。

ガリの酷評に関してメタクサスはこう語った。「『クリスチャニティ・トゥデイ』を長年見てきた者は、この雑誌が『道徳的多数、キリスト教徒の権利』といった基準らしきものを受け入れることにしり込みしているようだと気づいていた。それはいってみれば彼らに気まずさを感じさせるような事だ。そしてトランプの大統領選出は、ジェリー・ファルエルや(フォーカス・オン・ザ・ファミリー創設者の)ジェームス・ドブソンのようなこれまでの人物のために気まずさを感じていた人たちにとっては悪夢なのだ」

メタクサスは、過去3年間「彼らが明らかに論争に関わらないように全力を尽くしてきた」のを観察してきて、トランプの弾劾が、クリスチャニティ・トゥデイが長く抱いてきた意見を表明するための唯一のチャンスを提供したのだと思うと述べた。

トランプに対する訴追は「明白である」というガリの主張に関して、メタクサスはそうした宣言は主観的なものだと述べた。「この訴追についての事実は、少なくとも著しく曖昧だ。この大統領になってからのことはすべて米国人にとってのロールシャッハテストの染みのようなものだ。そして我々には著しく異なるものが見える。だからこの大統領を支持してきた者の大部分は、この弾劾訴追で反対側の論拠を支える物は何もないと考えている。それどころか、民主党の側には本当に歴史的なほどの行き過ぎた行為があり、それが彼らの政治的損失となっており、今後もそうなると私は確信している」

クリスチャニティ・トゥデイが「わざわざこれを大統領退任を求める機会として利用するのは、少なくとも奇妙に思えた」とメタクサスは語った。「それにただ奇妙なだけでなく、とても意味ありげだ」

「愚者のゲーム」

メタクサスはさらに論説が明確さに欠けると批判した。「誰かが道徳的に一貫性に欠けているとかいったようなことを主張する場合、常に疑問となるのは、何と比べてか?ということだ。聖書の基本的な神学に同意する者なら、誰もが道徳的に一貫性に欠けていると答えるだろう。つまり、そのような主張は聖書を基準としてみる者にとっては無意味になるのだ。すると問題は、クリスチャニティ・トゥデイの人たちにとって「トランプの退任が必要だということ」がそれほど明白になるほどの、大統領の行為は何か?ということだ。

不貞を理由にビル・クリントン大統領に反対した福音派トランプ支持者を非難する人に対する回答として、メタクサスは、そうした比較は「複雑」であり、トランプに対する嫌悪が非常に強いために、弾劾訴追された2人の大統領の「非常に重大な違い」を考慮しない人が多すぎるのだと述べた。

「トランプが不貞を犯したのは少なくとも大統領になる10年前のことだ。だからといって不貞の罪が少しでも軽くなることはない。だが背景を探してみると、米国大統領在任中やホワイトハウスそのものの中で不貞を働くかそうでないかは、私にとっては重大に思える」とメタクサスは語った。

「歴史に公平であるためには全てを状況に当てはめる必要がある。不倫と不貞は常に醜いものだが、大統領になる10年前にしていたことであるなら、大領領在任中にやっていたら、というレベルにまでは達しない。これらは全く言及されていない事実であり、私はいつも福音派がどういうわけか時を遡って誰かがやったこと全てを調べて当然だとするのを奇妙に思う。私からすると、それをやり始めるのは愚者のゲームになっているように思える」とメタクサスは語った。

レーガンの離婚から、ブッシュの若い時の飲酒、そしてオバマの大学時代のドラッグ摂取に至るまで、メタクサスは「我々がほとんど疑問を抱かない大統領の大部分」が、キリスト教徒なら重大な罪だと呼ぶ罪を人生のある時点で犯しいていたと説明した。しかしトランプについて、キリスト教徒は自分たちの道徳基準を全て満たさない人を支持していることで他に類を見ないほど非難されているとメタクサスは述べた。メタクサスによるとそうした基準は彼らに対する政治的な武器にされているのだという。

「ここにはこういう問題があると思う。福音派だけが公式に基準を持つ人たちであるようであり、基準を非難するのは容易だ。基準を持たなければ、人は何をやっても許されるし、我々はその話はしない。福音派が非難を受ける唯一の理由は、実のところ、我々に人々が指摘できる基準があるからであり、彼らはそれを利用して我々を偽善者として服従させるからだ。それは少なくとも複雑であり、そういうことをするのは非常に不公平で偏っている場合が多いと思う」

メタクサスは民主党のカトリックの政治家が教会と矛盾しているのに非難を受けないことを指摘した。「『カトリック教会の教えを軽視しながらカトリックだと自称する人に、どうしてカトリック教徒は投票できるのか?』という話は聞かない。ペロシやバイデンのような、後期人工妊娠中絶支持者とプランド・ペアレントフッド支持者がカトリック教徒を自称し、祈りについて敬虔ぶったはなしをしているのに、全くそういう話は聞かない。トランプを支持する福音派を非難している人たちは、決してその話を持ち出さない。話を持ち出さないのであれば、本当に基準を持っておらず、単に政治的なゲームをしているだけだと私には思える」

(以下略)

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