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トランプは再び安全に「メリークリスマス」といえるようにした

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<引用元:リアルクリアポリティックス 2019.12.24>リチャード・ベネデット氏による寄稿

2016年2月初めの激しく雪の降る日曜の午後、共和党大統領候補のドナルド・トランプは、ニューハンプシャー州マンチェスターのサザンニューハンプシャー大学アイスホッケー場を埋め尽くし歓声を上げる聴衆を前に長々と語っていた。

全国初となる州の共和党予備選挙の2日前のことだった。トランプは1週間前のアイオワ州党員集会で、テキサス州のテッド・クルーズ上院議員に僅差で後れを取って2位に終わっており、共和党候補者への長い道のりでの最初の勝利を目指していた。

外では吹雪が荒れ狂う中、トランプは壇上でその後お決まりのことになったことをしていた。つまり退役軍人と警察官に対する支持を表明することで同意を表す熱狂的な歓声を呼んでいたのだ。それからトランプは話を止めると、まるで今思いついたかのように聴衆を指さしながらこう叫んだのだ。「それからみなさんはもう一度『メリークリスマス』と言えるようになる!」

圧倒的な同意の声が会場を揺さぶった。私の前に座っていた中国の記者は振り返って「どういう意味ですか?」と尋ねた。

私も数分間彼と同様に当惑していた。それからこういうことだと理解できた。これはクリスマス自体が問題ではなかった、数多くの米国人は単に自分たちが不快だと思えないことをいってはいけないと言われるのを好まない。もっと悪いことに、それを話すことは無神経だと嘲笑されることを良い方に解釈しない。

いい換えればそうした歓声は、押しつけがましいポリティカリー・コレクトな民衆に対して「放っておいてくれ!自分の話したいことを話すから」といっていた。

ひょっとすると「メリークリスマス」に対する非公式の禁止は度が過ぎていたかもしれない。しかし私にとっては、「メリークリスマス」と書かれたカードを見つけるのがますます難しくなっていたように思えた。「季節のごあいさつ」「ハッピーホリデー」「心から良い冬でありますよう祈ります」「ラブ・アンド・ピース」と書かれたカードがますます普及していた。不文律を破ることを恐れて、ますます多くの人が友達に「ハッピーホリデー」とあいさつするようになった。

最初はさりげないセリフだったかもしれないが、トランプはその夜の反応を聞き、選挙運動中ずっとほとんどの集会で「メリークリスマス」の一節を利用し続けた。トランプがそれを話すと大きな歓声が沸き起こった。共感を産んでいた。大統領としての業績の中にリストアップされてはいないが、聞くところでは勇気をもって「メリークリスマス」といえると感じる人が全国で増えているようだ。

勝ち誇ったトランプは最近の集会で聴衆に「『メリークリスマス』といえるのが良いか?」と質問する行動に出た。肯定の歓声は耳をつんざくようだった。

まだ「メリークリスマス」を不必要に偏狭だとみなし、政治的な可能性を一蹴する人が多いということに気づく。だがそれは現実の世界――ワシントンDCの外や、東海岸と西海岸の大都市と大学キャンパスとは離れたところという意味だ――では、トランプ支持者が貶められる原因となる次のような他の事の多くを象徴している。

  • 外国人嫌いだから移民法の厳しい執行に賛成というわけではない。
  • 同性愛嫌悪だからジェンダーフリートイレに反対というわけではない。
  • 女嫌いだから堕胎に反対するわけではない。
  • 人種差別主義者だから厳しい刑法に賛成なわけではない。
  • イスラム教嫌悪だから中東からの米国入国者に厳しい審査を行うことに賛成なわけではない。

そうした柔軟性に欠ける公式見解は、2020年大統領選挙討論会の場で民主党と彼らに質問する友好的なジャーナリストによって神聖なものとして示されていた。それはあたかも、民主党の大統領候補者だったヒラリー・クリントンが、トランプ支持者の半分は「嘆かわしい人のかご」に属していると語った2016年大統領選から何も学んでいないかのようだ。1941年にパールハーバーを攻撃した日本人のように、彼女は眠れる巨人を目覚めさせて痛い目に遭った。

米国人が「メリークリスマス」という時、多くの人は宗教的な話をしているのではない。単に伝統に従って、季節のお祝いの言葉をかけている人にあいさつしているに過ぎないだろう。いつもやってきた方法であり、好ましいやり方である――ただそれだけのことだ。

だがポリティカリー・コレクト警察は、まだハイウェイや裏道をパトロールしている。彼らが再び、人々が大切にしている宗教的信条や伝統のことで取り締まりを始めるなら、「メリークリスマス」というおなじみの言葉が2020年大統領選挙で問題になる恐れがある――驚くべき結果を伴って。

 

リチャード・ベネデットは元USAトゥデイ・ホワイトハウス特派員でコラムニスト。現在アメリカン大学と、ジョージ・メイソン大学のファンド・フォー・アメリカン・スタディのプログラムでメディアと政治を教えている。

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