<引用元:デイリー・コーラー 2022.5.20>
ヒラリー・クリントンの元陣営マネージャーは20日、トランプ・オーガニゼーションがロシアの銀行と秘密の連絡ルートを持っていたと主張する題材をメディアに広めることを、当時の民主党大統領候補が直接許可したと証言した。
クリントンの元陣営マネージャーのロビー・ムックは20日、元クリントン陣営弁護士のマイケル・サスマンに対するジョン・ダーラム特別検察官による裁判で証言した。ある時点でムックは、トランプ・オーガニゼーションがアルファ銀行と秘密のつながりを持っていたとする疑惑に関して、陣営内部での理解の程度について追及を受けた。
FOXニュースによるとムックは、陣営が報道関係者にそうした疑惑を広めようとしていたかについても追及を受けた。
ムックは、元陣営法律顧問のマーク・エリアスが最初にアルファ銀行について自身に知らせたことを認め、クリントン陣営はデータが本物であるかどうか確信がなかったとも述べた。
元陣営マネージャーはさらに、記者に情報を流すことについての協議は、複数の陣営幹部―中でも注目すべきこととして当時の民主党大統領候補自身も―の間で実施されたと述べた。
FOXニュースによるとムックはこう話した。「私はそれをヒラリーとも話し合いました。会話の内容は覚えていませんが、観念的にはその会話は『ほら、我々にはこれがあるのだから記者に伝えたいと思う』というものでした」
またムックは、情報をメディアに広めることに「彼女(ヒラリー・クリントン)が同意した」ことを認めた。彼はクリントンがそのアイディアについて正確にいつ説明を受けたかについては確かでないとしたが、「その判断に同意した」ことは覚えていると述べた、とFOXニュースは報じた。
ヒラリー・クリントンの大統領陣営とつながりを持つ民主党弁護士のサスマンは昨年、2016年にFBIに対して虚偽の供述をしたことでダーラムに起訴された。20日の証言は、米国地方判事のクリストファー・クーパーが被告側の審理無効の申し立てを退けた翌日に行われた。