<引用元:ワシントン・エグザミナー 2021.11.18>
共和党全国委員会のロナ・マクダニエル委員長は、ドナルド・トランプ前大統領が離党する恐れがあるという噂に終止符を打ち、前大統領は2022年勝利計画の「重要な部分」だと述べた。
「トランプ前大統領は明らかに離党していません。もし離党したら我々は敗北します。もし彼が離党したら共和党は敗北するでしょう」とマクダニエルは18日に述べた。
問題が再び浮かび上がったのは、ABCのジョナサン・カールが新著の中で、トランプがそう脅したと主張したためだ。だが前大統領は自分の気に入らない共和党現職議員に対抗する候補者を推薦しながらも、共和党と協調路線を取っている。
「彼(トランプ)が我々の党を強化し、新たな基盤を付加して、我々は労働者階級の党となりました」とマクダニエルは18日朝、Christian Science Monitorが主催する討論会で記者に話した。
彼女は、トランプは独自の党を作りたいと思っているという噂を打ち破ろうともしたと述べた。
「彼(トランプ)は共和党の選挙に協力する立場にありました」とマクダニエルは述べ、今月の選挙を強調した。
「前大統領は党に留まりました。これは取るに足らない問題です。そしてこれからも党にいます」と彼女は続けた。
世論調査では、トランプが依然として共和党支持基盤の重要な一部であり、選挙において共和党と保守派の有権者の大きなけん引役であることが示されている。その上トランプの支持基盤は、行き詰まっていた共和党の数を増やした。
「ドナルド・トランプのために共和党に来た有権者が確実に存在すると思います。ですが、彼らも共和党候補者を支持していることが先週判明しました。そしてトランプがそれに対する大きなカギです。ですから党全体がそうなっています。また彼らは、自分たちがエネルギーの独立性に取り組みたいと考え、開かれた国境を望んでおらず、国内テロリストと呼ばれることなく子供の学校で意見を述べる自由を求めていることを認識しています。つまり、課題を見れば共和党ですが、トランプはその中で大きな要因となっており、我々が中間選挙後で勝利するのに絶対不可欠になるでしょう」と彼女は述べた。
マクダニエルは、2022年中間選挙においては、バージニア州知事選挙と同様に、最も重要な課題は地元の候補者がどのように候補者にアピールするかだと述べた。だがトランプの後援も影響力を持つ。
「トランプは中間選挙で有権者を集めるのに不可欠になるでしょう。そしてトランプは党の大きな要素となっています。彼の人気、世論調査を見れば、期待が向けられることが分かります。また我々の党には、他のリーダーもいて助けになるでしょう。しかし、結局は課題について有権者に通じる候補者に落ち着くでしょう」と彼女は述べた。