<引用元:FOXニュース 2021.10.29>
トランプ前大統領は29日、バイデン政権が南部国境で家族と引き離された移民に1人につき45万ドル支給することを議論しているのは「全く信じられないことだ」と述べた。
トランプのコメントは、ウォールストリート・ジャーナルの報道を受け、「Clay Travis and Buck Sexton」の番組出演中に出たもの。
「彼らのやっていることは全く信じられないことだ」とトランプは話した。
「我々がやっていたことの1つが分離だったが、それは以前から行われていたことだ。親が引き離されることを恐れるなら来ないのだから、それがわかっていたら来ない」とトランプは述べた。
同紙の報道では、「政府が長期的な精神的トラウマを受けさせたとする親子を代表して起こされた訴訟解決」のために、トランプのゼロ容認移民政策の影響を受けた移民に対して、「1人あたり約45万ドルの補償」の支払いが実施される可能性があるとしている。
「どのような国であっても我が国に起きていることに耐えられない」とトランプは述べ、アメリカへの移民流出を防ぐためにメキシコ政府と協力したことに言及しつつ、自身の政権が見事に勝利した移民関係の法廷闘争を自画自賛した。
トランプは他国が「刑務所を空にしてアメリカに向かわせている」と述べ、アメリカは「ごみ廃棄場」となったと主張した。
マイク・ペンス前副大統領も同紙の報道について非難の声を上げ、バイデン政権が、同紙によると合計「何億ドル」にもなる恐れのある、そうした支給を移民に行うことを検討するのは「全く受け入れられない」と述べた。
ダン・クレンショー下院議員(共和党、テキサス)とジム・ジョーダン下院議員(共和党、オハイオ)をはじめとする議員も、報じられた取り組みについてバイデン政権を非難した。