<引用元:DailyMail 2021.8.20>
カブール米国大使館の国務省職員は先月、バイデン政権にアフガン首都が陥落するので避難を急ぐよう伝えたことが新たに報道されている。
多数の外交官が7月13日に、タリバンが急速に勢いを増しておりカブールが崩壊する恐れがあると、アンソニー・ブリンケン国務長官に対して反対意見チャンネルで機密のメモを送っていたと、ウォールストリート・ジャーナルが報じた。
7月8日、バイデン大統領はタリバンがアフガニスタンを支配することは「まずあり得ない」と述べ、カブールが大混乱に陥ることを否定した。
ホワイトハウス、国防総省、そして米国情報機関がアフガニスタンの未来、タリバンの脅威、そして権力の移行がどれほど早く行われるかをどう評価していたかについて、疑問が高まっている。
アフガン治安部隊は崩壊しつつあり、拡大する反乱を押さえる方法を提案していたと彼らは述べた。
だが食い止めるには遅すぎたかもしれない。
報道によると、国務省のメモでは、タリバンによる過去の暴力にもっと厳しい言葉を使うようにも政府に要求しており、米軍に協力して特別移民ビザの資格を持つアフガン協力者のために、情報収集を開始するよう強く訴えていた。
同紙は23人の大使館職員が公電に署名し、カブールの状況悪化を考慮して急いで送ったと報じた。
ブリンケンは公電を確認した、と事情に詳しい人物は同紙に語った。
ネッド・プライス国務省報道官は同紙にこう述べた。「彼は反対意見チャンネルの利用を明確に歓迎し推奨しており、その回復を約束している。我々は建設的な内部の反対意見を尊重している」
メモでは政権に8月1日までに国外への空路避難を開始するよう政権に訴えていた。
CIA元テロ対策チーフも、米国の存在感が減少することで数日以内にカブールが崩壊すると大統領陣営に助言していた。
だが18日朝に公開されたインタビューで、バイデン大統領はそうした急激な崩壊の恐れがあると伝えられたことはなかったと主張した。
(以下略)