<引用元:デイリー・コーラー 2021.8.25>
共和党サウスカロライナ州のリンゼー・グラム上院議員は24日夜、FOXニュースのインタビューでジョー・バイデン大統領を非難し、バイデンはアフガニスタンに取り残された「何千人もの人に対する死刑執行令状」に署名したと述べた。
「ショーン・ハニティ」に出演し、グラム議員は8月31日の期限までにアメリカ市民全員を避難させられるとは思わないと述べ、バイデンの動きはアルカイダとISISの拡大をもたらす恐れがあると述べた。
「現代に最高司令官が行った最も恥ずべきことだ。彼が今日話したことは、国外へ出なければならないとタリバンに言われたので8月31日に出ていくつもりだということだ。アメリカ市民を全員脱出させることは絶対に不可能であり、我々に味方して戦った何千人ものアフガニスタン人を置き去りにしようとしており、今後アルカイダとISISが拡大して我々を攻撃するようにお膳立てしている」とグラムは述べた。
「ISISの戦闘員はこの10日で2倍になっている。脱獄によって何千人もの服役中のISIS戦闘員が今戦場に出ている。だから、私が言いたいのはもう終わりだという話だ。バイデン大統領は、我々に協力した何千人ものアフガニスタン人に対する死刑執行令状に署名した。大統領は国としての危険を覚悟でアフガニスタンから手を引こうとしている」とグラムは続けた。
タリバンはずっと、米国が8月31日まで延長するのを許可しないと言い続けている。一方で共和党下院議員は24日に機密の状況説明を受けた。説明会に参加した後、ケビン・マッカーシー下院少数党院内総務は、最終期限について「あまり自信が持てない」と述べた。
「もう終わりだ。ジョー・バイデンは決意を固めており、タリバンに降伏してしまった・・・何千人もの人々を残し、9・11の再来のお膳立てをしている状況だ。ジョー・バイデンは大混乱を生み出し、我々に協力した人々を見捨て、この国に9・11を再びもたらそうとしている」とグラムは述べた。
「(バイデン大統領は)弾劾されるべきだ。これは最高司令官の職務怠慢だ。これによって将来の戦争で戦うことが難しくなる。勇敢に戦ったアフガニスタンの友人を見捨てて、今後誰が我々に協力しようとするだろうか?アルカイダとISISは我々の後を追っているので、9・11のようなことが起こる恐れが今非常に高まっている。我々がアフガニスタンを去り、米国とイスラム過激派との戦いを終わらせたと思うなら、愚かなことだ。彼らは我々の後を追っており、ジョー・バイデンは我々をアフガニスタンで丸裸で目が見えない状態にしてしまった」とグラムは続けた。
ミッチ・マコーネル上院少数党院内総務は、24日のFOXニュースとのインタビューで、バイデンのアフガニスタンでの米軍撤退の判断を批判した。マコーネルは、アメリカの歴史上で最大の外交政策上の大失敗の1つとさえ呼んだ。